【ライブレポ】ジョン5のギターに酔いしれて※写真&動画あり
まいど、Leecaです!
先週末、ロブゾンビのギタリストとして活躍している『ジョン5』の2018年ソロツアーの3公演に参戦してきました。このツアーは、ジョン5初のライブ・アルバム“It’s Alive ” のリリースに伴う全米(カナダ一部)ツアーです。
筆者がジョン5のライブに参戦したのは、今回で2度目(前回のライブはこちら☞イケメンのギター魔術師『ジョン5』に会ってきた! )。
ロック好きにはたまらない、大物ゲストの登場もありました。
てなわけで早速、2018年のジョン様(※以下の呼び名)の御姿をシェアさせて頂きたいと思います。
■ 妻とツアーへ 愛妻家のジョン5 ■
筆者がこの度足を運んだライブ会場は、①サンノゼ ②サンフランシスコ ③サクラメント の3都市。サンノゼ会場でのライブレポを中心に、他の2会場についてはサンノゼとの比較をメインに綴って行きたいと思います。
そういえば。
サンノゼとサンフランシスコは“ベイエリア”と呼ばれる地域ですが、現在L.A.にお住まいのジョン様は「ベイエリアに引越ししたい!」と語るほど当エリアに惹かれているようで・・・(L.A.もいいと思うんだけどな)
てことで今回初めて愛妻のリタ・ロワリーを引き連れて、ベイエリアにやってきたんですね〜!(彼女にもベイエリアを気に入ってもらう作戦らしい)
《仲良し家族♡ 娘ニッキ⇒ジョン様⇒妻リタ》
もしかしたら奥様もチラッと見られるかな〜?なんて淡い期待を抱きつつ、まずはサンノゼのライブ会場へと向かいました。
▶1日目:サンノゼ会場(4/12)
会場は昨年と同じく、『The Ritz』。
ダウンタウンに在るこちらの会場は立地も良く、音響も最高で広さも程よいオススメのライブハウスです。バーも2つあって、雰囲気も落ち着いていて◎。
昨年のツアーでは地元のバンドがオープンアクトを務めましたが、今年はジョン様と正式にツアーを廻っている“ Hero Jr. ”というバンド1組だけ。
個人的にすごい好みの音楽という訳ではなかったのですが、実力を兼ね備えたバンドという印象でした。ジョン様お墨付きですから、そらそうか。
そしてオープンアクトの終了とともに、舞台のセッティング作業が始まりました。ハロウィンが大好きなジョン様ですので、舞台も季節ガン無視のハロウィン仕様。うん、いいですね〜!
しかも後ろで流れる音楽も、アメリカの子供向けの歌ばかり。ホラーとカントリーを愛する彼らしい独自の世界観。たまりません♡
そして遂に、ジョン様が登場〜!
(可愛らしいハロウィンのゲートをくぐって)
1曲目は『Flight of the Vulcan Kelly 』。
もうこの時点で、「黙って観ることは不可能」と身体が自然と動き出します。
2曲目『Here’s to the Crazy Ones 』、3曲目『This Is My Rifle 』と筆者のお気に入りが続き、さらにテンションあがる〜。『This is My Rifle 』の出だし(ドラムとの掛け合い)がめちゃくちゃかっこ良くて、生音だと感動ものです。
途中、舞台袖へと消えて行ったジョン様。
そして戻ってきた彼がつけていたのは、新しい特製マスク!
《あ〜かっこいい・・・》
このまま4曲目の『Making Monsters 』の演奏へと突入。実はこちらのおニューのマスク、ちょっとした仕掛けがありまして。今回ムービーに収めることに成功したので、どうぞご覧下さい。
☞『Making Monsters 』のライブ動画を観る
・・・そう、マスクの下に更にマスクがもう一枚隠れていたんですね〜。これはシビレました。バックでモンスターの映像が流れていのですが、その中にゴジラも仲間入りしていたのも嬉しかったです。
ここまでアップテンポで駆け抜けてきておいて、5曲目にゆったりとしたブルーグラス曲『Jiffy Jam 』を披露。シャボン玉が宙に舞う演出もあり、ここでガラリと空気もチェンジ。
そして6曲目には『Hell Haw I.G.R 』がきまして、これまた平和な時が流れるのでした。
☞『Hell Haw I.G.R 』ライブ動画を観る
ゆったりとした空気も、7曲目『Season of the Witch 』と共に勢いよくチェンジ。もはや、ジェットコースター(これが楽しい)。この曲でジョン様は毎度、よだれをタラ〜っと流しながら演奏するのですが。昨年はじめて目にした時は「なんてぶっとんでるんだ・・・」と驚いたっけ。
お次の8曲目はメタリカの『Enter Sandman 』をカバー!オフボーカルなのに、まるでギターが歌っているようなテクに感動。サビの“Exit light〜 ” をみんなで大合唱すると、ジョン様も嬉しそうな表情をみせてくれました。
ちなみにメタリカは、他人がカバーすることに関しては相当厳しい監視の目を光らせているとか。そんな中でもジョン様はOK!という事で、このカバーも実現したそうな。ジョン様の人徳、といったところかもしれませんね。
カバーといえば、最後に『Covers Medley 』が待っていますので、これは下のセトリのところに記しておきますね。
☞『Enter Sandman 』カバーの様子を観る
9曲目『Portrait of Sidney Sloan 』を終えて、舞台袖にはけるジョン様。
10曲目の『Dr.Evil 』では、ジョン様のギターコレクションの一つ、特製ドロップモーション(中身は水&油)ギターが暗闇に映えてとても綺麗でした。このときの頭から黒い布を被ったジョン様が、女でもドキッとするほどの妖艶さでした。
MCではジョン様、サンノゼの会場&観客をベタ褒め。「引越したい位、このエリアが大好きだよ」と、彼のベイエリア愛がダダ漏れでした。
それに気をよくした観客の一人(初めから一人だけハイだった男性)が、なんとモッシュピットまで始める始末。まず、彼のライブでモッシュする人が居ることにビックリ。ジョン様も驚いてるよ。
これは前代未聞と思われます。
ジョン様のギターテクに酔いしれていた筆者も、ばっちり押されてモッシュの波へ巻き込まれそうに。じっくり聴きたいけど、とりあえず当たられないようにと必死の攻防。
この出来事のあとにはジョン様も、「わおっ!すごいな! 」とモッシュについて言及。明らかに場違いなモッシュで邪魔されるわ、会場全体がおかしな空気に包まれるわで、流石にイラっときた筆者でしたが、ジョン様がいいと言うならば・・・
許せる。 ←単純
そして話を続けるジョン様。「誰かが吸ってるウィードの煙でハイになっちゃったよ。人生ではじめてハイになったけど、すごく良い気分だ〜 」と妙に嬉しそうで。ほんと、人柄の良さがにじみでてるし可愛いし・・・素敵♡ でも、だからマンソンにいじられてたのかな? ←おい
何を隠そう、ジョン様はお酒もたばこも、ましてやドラッグなんぞとは無縁の生活を送っており、誰よりもクリーンなロッカーなのです。しかもヴィーガンときた・・・・これこそ最高にロックという話。
そんなこんなで、楽し過ぎる夢のような夜でした。
▶セットリスト
- Flight of the Vulcan Kelly
- Here’s to the Crazy Ones
- This Is My Rifle
- Making Monsters
- Jiffy Jam
- Hell Haw I.G.R.
- Season of the Witch
- Enter Sandman
- Portrait of Sidney Sloan
- Dr. Evil
- The Black Grass Plague
- Behind the Nut Love
- Six Hundred and Sixty Six Pickers in Hell Ca
- Guitars, Tits and Monsters
- Covers Medley※以下参照
- Beat It(アンコール)
▶Covers Medleyの内容
- Van Halen- Hot for Teacher
- Van Halen- Ain’t Talking Bout Love
- Iron Maiden- Two Minutes to Midnight
- Ted Nudget – Cat Scratch Fever
- Metallica- Seek&Destroy
- Alice in Chains- Man in the Box
- White Zombie- ThunderKiss ’65
- Slayer- South of Heaven
- KISS- I was Made for Loving You
- Deep Purple- Burn
- The Police- Roxanne
- RUSH- Limelight
- Ozzy- No More Tears
- Led Zeppelin- Kashmir
- Marilyn Manson- The Beautiful People
- Rage Against the Machine- Killing in the Name Of
- Pantera- Walk
どれも全部名曲で盛り上がりましたが、みんなで歌って盛り上がったのは、Rage Against the Machineの『Killing in the Name Of 』。これに加えて個人的には、The Policeの『Roxanne 』なんかが渋くて好きでしたね〜。
■ 13日の金曜日 ■
▶2日目:サンフランシスコ会場(4/13)
昨晩の興奮さめやらぬまま、サンフランシスコのライブ会場へ。当日は4/13の金曜日ということもあって、テンションも上がる〜。
《美しい夕焼けを眺めベイブリッジ走行中》
今回訪れた会場は、ベイブリッジからおりてすぐの『DNA Lounge』。はじめて足を運びましたが、地元では人気のクラブのようですね。「1階は広いから沢山人が入るけど、2階は相当狭い。今回の会場はどっちだろう?」と主人。今回は結局、せま〜い2階のほうでした。
《ジョン様曰く、ここのピザが美味しいらしい》
さすがはサンフランシスコ、会場にはアジア系も多め♪ジョン様のライブはどこも男性比率が高いのですが、サンフランシスコでは子供客もちらほら見かけたのと、見るからにロックが好きそうなファッションの方が多かったです。
場所によって客層が違うのも、おもしろい。
他に挙げられる相違点としては、とにかくライブ会場が小さいため、先述のハロウィンセットを置ける舞台袖すらなかったことでしょうか。でも小さな会場の利点としては「ステージが近い」のは勿論のこと、「メインアクトが後方から客の間を縫ってステージへ移動する」こと!
それも考慮して私たちが陣取った場所は、ステージ向かって前方の左側。これが功を奏し、ジョン様が真横を通過してくれました。元Misfitsのマイケル・グレイヴスのライブ会場同様、パフォーマーとの距離感が近いのは嬉しかったですね♪
しかも、冒頭でお話したジョン様の奥様もちゃっかり発見。すぐに姿を消してしまいましたが、写真で見るより背がちっちゃくて美人さんでした。
《おなじみのドロップモーションギター》
《LEDライトが敷き詰められた特製ギター》
昨年のツアーでは登場しなかった、LEDライトがぎっしりと敷き詰められたギターがバブリーでした(LEDだけど)。あんなギターは目にしたことがなかったので釘付け。「このギラギラは停電時に使える 」なんて考えつつ。
サンノゼ公演も良かったですが、この小さな会場でみんなぎゅうぎゅうって感じも、なかなか良かったです。
ジョン様もMCで、「小さなライブ会場で演奏するのが僕は好きなんだ。小さい頃、僕もよく小さな会場のライブに足を運んでは、大好きなミュージシャンの演奏をステージ間近でみてた想い出があるからね。狭いから決して居心地は良くなかったけど、すごく楽しかったな。」と語った上で、お父さんと来ていた子供にピックを手渡ししてました。あふれる愛〜♡
セトリは同じだったので、ライブ詳細に関しては省略しますが、当ライブではアンコールがありませんでした。一度舞台からはけて戻るのにも、観客の間を縫って歩かないといけないので省いたのだと思われます。
■ サプライズゲスト登場! ■
▶3日目:サクラメント会場(4/15)
1日あけて、最後はサクラメントへ。
会場となったのは、ナイトクラブ『Harlow’s』。
こないだのドイルのライブの爆音で1週間耳の調子が良くなかったこともあり、この日は耳栓を装着。耳栓すると音が拾えないと思ってましたけど、とんだ勘違いでちょうどいい感じの音で耳が幸せでした。
セトリは上述の2公演とほぼ同じ。
アンコールはサンノゼ同様、MJの『Beat It 』でした。
《民族楽器バンジョーをも操るジョン様》
この日のライブの相違点を挙げるならば、やはり客層でしょうか。
エリア的にも白人が多く、年齢層も高めで男性客が大半を占めておりました(マイノリティな筆者)。しかも背が高い人ばかりで、前から3列目なのにジョン様がみえない・・・代わりにベースのイアン&ドラムのローゲンを拝んできました。
《ベースのイアン》
元々すごいシャイな青年のイメージが強いイアンですが、昨年と比べてもステージ中央に移動して客の目を引くようなパフォーマンスが増え、その成長にひとり喜びを感じておりました(親戚のおばはん)。とにかく、ジョン様のバンドメンバーも最高という話。
▶ビックゲスト登場!
実は今回のスペシャルゲストは、ツアーの途中で発表になりました。
気になるゲストは誰だったかというと・・・・
スレイヤーのギタリスト 、ゲイリー・ホルトでした。
《横顔しか撮影できず無念。でもジョン様ばっちりカメラ目線》
ゲイリー・ホルトがベイエリア出身ということと、ジョン様と同じギタリストとして良好な関係を築いていることで、今回のビッグな共演が実現したのでしょう。instagramでお互いにコメントを残してたし、仲いいんだろうな〜♡
ジョン様とゲイリーが演奏した曲は、先述のメタリカの曲『Enter Sandman 』。スレイヤーの曲を披露してくれるかな?という夢は叶わなかったものの、間近でゲイリーの生演奏が聴けて感激でした。みんなで大熱唱がはじまったことは、言うまでもありません。
■ おわりに ■
以上、『ジョン5』の2018年ツアーのライブレポをお届けしました♪
何度足を運んでも、また行きたくなる。
そんな魅力溢れる彼のギターの音色が、より多くの方の心に響きますように。
それでは、また。
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