【ライブレポ】バンド“Avatar”の進化は止まらない。
まいど、Leecaです。
昨晩、Avatar(アヴァター)のライブに行ってきました。※「Avatarってあの青いの? 」と思った方は、こちらをご参照ください
一昨年のアフターショック以来なので、じつに1年数ヶ月ぶり。今回は、2018年1月発売のニューアルバム『Avatar Country 』の北米&ヨーロッパツアーの一環です。
彼らがまた西海岸に戻ってくる&彼らがサクラメントで初めてのヘッドラインを務めるショーということもあり、ライブ当日まで指折り数えて待ち焦がれる日々でした。
では前置きはこのぐらいに・・・
当日のライブの様子を写真&ムービーたっぷりでご紹介していきますね。
■ 雰囲気ただよう会場 ■
会場となったのは、カリフォルニア州サクラメントにある『Ace of Spades』。
前回訪れたマイケル・グレイヴスのライブ会場からも割と近く、おしゃれなバー&レストランが立ち並ぶエリアでした。大きめの駐車場も道路を渡ってすぐにあって便利なロケーションでした。
2011年オープンとまだ歴史は浅いものの、スヌープ・ドッグやロブ・ゾンビなんかも公演しており、地元では名の知れたイベント会場のようです。
開場の18:30に合わせて、会場に到着・・・
すでに行列が。ざっとみて400人くらいでしょうか。
30分ほど待ったところで、ようやく会場入り。思ったより人が多くてびっくりしたのと、AvatarのVo.のフェイスメイクを施している人数人、子供から大人まで年齢層も幅広いファンで溢れていたのが印象的でした。
《いよいよ会場入り・・・!》
《会場入ってすぐ。赤色に塗られた壁&所狭しと貼られたチラシ》
奥にすすむと、左・中央・右手にそれぞれバーがありました。収容が1500人ほどの会場なので、狭すぎず広すぎずで非常に素敵な会場です。ちなみに2階と左手の座席以外は、オールスタンディング。洗面所の個室も結構あるので、混み合っても問題なし。
一番後ろでもステージからそう遠く離れていないので(およそ30m以内)、期待に胸も高鳴ります♪
そしてAvatarらしいな〜と思ったのが、会場の雰囲気づくり&前座。
計2組の前座だったのですが、1組目はサーカスそのもの。大きな剣(+電動ノコギリ)をまるっと口から挿入するパフォーマーもいれば、足のないパフォーマーが割れたガラスの上に全体重をかけて乗るetc.・・・
見ていてヒヤヒヤする見世物ばかり。
一瞬、自分が音楽を聴きにきたことさえも忘れる空間がそこには広がっていました。
《AvatarのTシャツ販売コーナーもご覧のとおり♡
雰囲気たっぷりですね 》
《ファンからの似顔絵を飾るコーナー発見。
ファンを大切にするバンド、それがAvatar 》
《景品がもらえるAvatarルーレット》
↑こんな感じで、バンドの世界観作りが徹底されています。私も10ドルで1回転できるルーレットに挑戦し、Avatarのスティッカーをゲットしました。ポスター狙いでしたが、これはこれで満足です。こういうの楽しいですね。
演奏以前に、Avatarの演出力に感服のひとこと。これもAvatarのバンドテーマが、はじめから独創性に溢れているのが重要なファクターですよね。やはり、なんでもイメージをおざなりにすべきではないですね。
■ ようこそ、“Avatar Country”へ ■
(※曲名に下線がひいてあるものはYouTubeへのリンクあり)
2組目のオープンアクト(パンク、メタル、カントリーなんかを混ぜたようなサウンドのバンド)も終了。
まもなくAvatarのバンドフラッグが姿を現しました。そして、そこから大体20分ほど待った頃でしょうか。
ニューアルバム『Avatar Country 』の1曲目:“Glory To Our King ”のイントロが流れ、会場が歓声に沸く中、バンドメンバーが一人ずつ登場。
そして最後にVo.のヨハネスが登場すると、会場のボルテージは急上昇。私もうれしくて頭上の拍手で迎えます。
メンバー全員が、黒ジャケット&パンツに白シャツというお揃いの衣装を身にまとい、その出で立ちからしても〜かっこよくてシビれました。Vo.ヨハネスなんて特に、すらっと高身長+長い美脚で完全に着こなしておられました。
気になるセトリは次のとおり。
【 セットリスト 】
★印をつけた曲が、ニューアルバム収録曲になります。どれもポップとヘビーの絶妙な加減がすばらしくオススメ。
すべての新曲のタイトルに“ King ”というワードが入っていますが、これはギターのヨナスがAvatar Countryのking(アヴァター王国の国王)という設定で作られたアルバムだからです。
それこそ立派な椅子に腰掛けてギターを演奏するヨナスは、かなり様になってました。メンバーの中でも一番英語が苦手であろう彼は、特に言葉を発するでもないking役がぴったりかも。その貫禄たっぷりな存在感を存分に発揮して。
■ アメージングとはこの事を言う■
3曲目の“Let It Burn (2012) ” でのメンバー全員によるヘドバンが、もう超絶たまらなくかっこ良かったです(相変わらずの語彙力)。
とにかくAvatarは、かなり豪快に頭をぐわんぐわん回す傾向にあります。それはもう、彼らの脳みそと首の付け根が心配になるほどに。
つづいて個人的に「もうたまらん!」ってなったのが、⑥Bloody Angel (2014)⇒ ⑦For the Swarm (2016) ⇒ ⑧The King Wants You (2018) ⇒ ⑨Puppet Show (2014) の流れ。全部お気に入りの曲だったので、もう大興奮でした。
新曲の“The King〜” のカウベルの音が鳴ると、みんな大歓声。ライブだとよりノれる1曲かもしれません。9曲目の“Puppet〜” では、ヨハネスがトロンボーンを生演奏。←才能だだ漏れ
10曲目の“Tower (2014) ” はしっとりした曲なので、ここではヨハネスの甘美な歌声に酔いしれます。やがて、観客側のどこからともなく歌声が・・・次第に合唱となり、ヨハネスも驚いた様子をみせつつ嬉しそうにこちらに歌振りを始めます。最終的には「Stay inside and dream of towers〜 Wake up all alone〜Welcome home〜♪」ときっちりみんなで歌い上げました。
「俺たちがサクラメントでヘッドラインを務めるのは、これが本当に初めてだよな?」と、知ってはいるけど再確認。それほど歌詞を全部言えちゃうようなコアなファンが多かったので、嬉しそうな表情をみせるヨハネスなのでした。
12曲目“War Song (2006) ” 、14曲目“Reload (2009) ”と古めの曲も投入してきました。攻めてます。ヨハネスが「これから演奏する曲は速くてヘビーだけど、着いてこられるか?無理だろうな〜」と煽ると、観客は着いていけるわ!と言わんばかりにYeahhh!!!!と盛り上がる。
案の定、速くてみんな若干置いてかれてた感あり。私は忙しなく足でリズムをとっていたので、曲の終わりとともに足に疲労感が・・・・どんだけ小刻みだったんだ、って話ですわ。
15曲目の“Smells Like a Freakshow (2012) ”は動画を撮りましたよ♡しかし、ブレブレ&画質が悪いのはご容赦くださいね。
☞動画をみる
《Kingを演じるギターのヨナスは、ドレッドヘアがトレードマーク♡》
そして16曲目には新曲の“A Statue of the King ”。この曲のPVで、がっつりニューアルバムの世界観が掴めると思うので、未見の方はぜひぜひ。
非常にキャッチーな曲なので、これも気づけばみんなで口ずさんでおりました。私も「A Statue of the King!!! 」のところは声を揃えて歌いましたよ。あ〜スカっとした〜!
それにしてもヨハネスは、本当〜に音をハズさない。
そして役になりきる演技派で、MCも上手いときた。
全くなんていう才能なんだ・・・圧倒的なカリスマ性を感じます。
17曲目は“The King Welcomes You To Avatar Country ”。大量の泡がステージから噴射されて、一面カーニバルのような風景が広がっていました。こちらも動画を撮ったのでシェアしますね。
☞動画をみる
あっとういう間に最後の曲、“Hail the Apocalypse (2014) ”の出番が・・・ヨハネスが最後に放った言葉はこんな感じでした。
Sacramento, when we first met at Aftershock, we became best friends. After tonight, we became family. And when I’m with my family, I’m not scared of anything. I’m not scared of the dark. I’m not scared of the monster under my bed. I’m not scared of the end of times・・・・・
サクラメント、俺たちは今夜ファミリー(家族)になった。俺は家族と一緒だったら何も怖くない、と。暗闇もベッドの下に潜むモンスターも、そしてこの世の終わりも、みんなと一緒だったら怖くないよと述べるヨハネス。
ここで、みんなザワザワしだします。
この世の終わり=終末=Apocalypse
そう、次の1曲が “Hail the Apocalypse ”だと気づく。持って行き方がお上手です。
曲が曲なので、これがラストだとみんな分かったのか、会場一体が更にものすごい熱量に包まれていきました。タイトルの“Hail the Apocalypse ”をみんなで合唱したのが、楽しくて。と同時に、もう終わってしまうことへの寂しさなんかも感じてしまいました。

パフォーマンスを終えて拍手&歓声がなり止まぬ中、メンバーが腰に手を当てたポースで横ならびに。
ん!?4人・・・一人足りない!?
するとギターのヨナス・・・もといKingがやってきた!民衆の盛り上げを讃えるアヴァター国王。
一同揃ったところで、仲良く手をつないであいさつ。プライベートでもメンバー同士とても仲が良いようですが、この写真からもそれが伝わってきますよね♪微笑ましいです。
アンコールあるかな〜と思ったのですが、このまま幕を閉じました。でも存分楽しませてもらったので、感謝の一言です。
■ おわりに ■
以上、Avatarのライブレポのお届けでした♪
とにかく彼らのショーは圧巻!
一度観たらハマって抜け出せなくなるかも!?
ぜひ多くの人に観て聴いていただきたいオススメのバンドです。
では、また。
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はじめまして!大好きなラムシュタインの記事を拝見していて、この方のメタル趣向ならばと他のおすすめバンドを読み始めAVATARにドハマりさせていただきました!たまんないデ―(o゚з゚o)ノ―ス!! 素敵なバンドを紹介して頂いてありがとうございました!
MeryLさん、
はじめまして&コメントありがとうございます。
返信が遅れてしまって申し訳ありません!
MeryLさんもラムシュタイン好きなんですね!仲間ですね♪そして、AVATARも気に入って頂けて嬉しいです!!!まだまだ実力に比例した人気・知名度を得られていない彼らですが、ライブでのパフォーマンスは最高です!今度BABYYMETALとアメリカツアーをするので、チェックできたらしてきます!