【Misfits】マイケル・グレイヴスのライブ参戦!本人とも対面※写真あり
©THE KNOW
どうも、Leecaです。
先日12月9日(土)、ミスフィッツの元リードボーカルで知られる、マイケル・グレイヴス(Michale Graves)のライブに行ってきました(写真左から2番目の美男子)。
なんとチケット代は先行でたったの12ドル。当日でも15ドル。ファンには嬉しいお値段。
このライブは “The Beginning of the End ”という名のツアーの一環で、ニューヨークが起点の3ヶ月にも及ぶツアーです。
曲は以前から聴いていましたが、グレイヴスにライブでお目にかかるのは初めて。
いや〜・・・・今こうして振り返ってみても、良い夜でした。改めてパンクロックの素晴らしさを肌で感じられましたよ。
それでは早速、ライブの参戦レポを思いのまま綴っていきたいと思います。
Here we go!!
■ オープンアクト ■
今回会場となったのは、カリフォルニア州サクラメントにある、バー&ライブハウス“Holy Diver ”。建物自体は古いと思われますが、新しくオープンした店のようで、1階はバーカウンター&2階がステージという造り。
雰囲気もよく、何より小さな箱なのでステージがめちゃくちゃ近い!期待に胸が膨らみます。
私たちは開場の6時半にあわせて、ライブハウスへ乗り込みました。
ここからマイケル・グレイヴスの登場まで、4組のバンドがオープンアクトを務めます。ぶっちゃけそんなに期待していなかったのですが、前言撤回、めちゃくちゃ盛り上がりました。
1組目は“SIDE EFFECT”という地元バンドだったんですが、どう見ても若い。観客も若い。きっとティーンエイジャーだろうなと思ったら、やはり高校卒業したばかりだそうで。瑞々しいエネルギッシュなパフォーマンスで、思わず笑顔になりました。
なかでも、4組目の“THE MOANS”という地元サクラメントエリア出身のバンドが抜きん出て最高でした。名前からお察しの通り、“RAMONES”にも影響を受けているバンドだそうで。なんと“Blink-182”の前座も務めたこともあり、今後の活躍にも期待を寄せたいバンドのひとつ。
会場もノリノリの中、4組目のオープンアクトも終了。それにしても、パンクロックって1曲1曲が短すぎて、気づけばライブ終了してる感ハンパないですね・・・
■ マイケル・グレイヴス登場! ■
前座終了からまもなく。
マイケル・グレイヴスが我々のすぐ真横に出現・・・!観客の間を文字通り縫うように、歩いて壇上。
これも観客とパフォーマーの距離が異様に近い、小さなライブハウスならでは。あ〜ありがたき。
メイクを施し、テンガロンハットを被った姿で登場したマイケル・グレイヴス。かつてのブロンド姿は拝めなくとも、相変わらずのイケメンぶりで。まぁいってもまだ42才とお若いです。
《肝心の顔は写っていない》
「MisfitsのボーカルはDanzigしか認めん!」って感じの初期ファン(生粋のパンクス)が圧倒的に多いのか、マイケル・グレイヴスの人気度はここアメリカではイマイチな印象。チケットも破格だし、会場もパンパンに埋まるほどではなく。
が、個人的にはDanzigよりもマイケル・グレイヴスのほうが好みです。声フェチなので、彼のセクシーな声のほうが好きです。Danzigの初期Misfitsと比べても、グレイヴス加入後の中期Misfits(Newfits)はメタル要素なんかも入っていて、より柔軟な音楽性ですし。
Danzigも深みのある厚い声で好きですけど、グレイヴスはもっと評価されてもいいのになぁ〜と個人的には思います。
ライブに話を戻します(安定の脱線)。
パンクロックだから、そもそも上手いとか下手とかどっちでもイイんですが、グレイヴスからは歌への情熱がひしひしと感じられました。そしてそれが会場一帯にものすごいエネルギーとして溢れでていて、私たちにもビリビリ伝わってくる。
目の前で小さいモッシュサークルができあがり、一気に盛り上がっていく会場。誰かがこぼしたビールで転倒している人がいたり、ある女性が傍でみている観客に体当たりしながら挑発したりと、激しさも増す中・・・
私もノってきたぞ〜!(あ・・・そうですか)
身体が勝手に動き出す〜。そして止められない。脳内でアドレナリンがお祭り騒ぎ、やっほーいという具合で、周りの風景が消え完全に一人の世界に突入しました。
そう、完全に主人を盾にしながら(そしてモッシュにいた見知らぬ人からパンチを喰らう主人←かわいそう)。
そして気になるセトリは次のとおりです。
セットリスト :
1.Bedlam
★2.American Psycho
★3.Speak of the Devil
★4.Walk Among Us
5.The Beginning of the End
6.When Worlds Collide
★7.Saturday Night
★8.Pumpkin Head
9.We Wait
10.Beware
11.Teenage Monster
12. 3 Days ‘til Dawn
★13.Scream!
★14.Shining
★15.Crimson Ghost
★16.Scarecrow Man
Encore(アンコール):
17.Seasons of the Witch
★18.Descending Angel
19.Lost Skeleton
★20.Helena
★21.Dig Up Her Bones
★印がMisfitsの曲です。21曲中12曲もMisfitsの曲演ってくれました。
『Bedlam(2016) 』につづき、『American Psycho (1997) 』が流れると会場も歓喜のうずに。盛り上がらないわけない!あぁサイコーだ・・・って、ダシャレじゃないdeath。←いちいち古い
下がその時のムービーですが、画質悪い上に短くて申し訳ないです。
たしかに昔よりも声が低くなった印象は受けましたが、とはいえ元の声質がいいし、何よりバンドの一体感がすばらしかったです。
何気に感動したのが、マイケル・グレイヴスが歌うときのスタイルが、昔とまったく変わってなかったところです。
こう前のめり気味に手を前後に振りながら、小刻みに歩いているみたいな、独特なリズムの取り方。そして何度も拳を上に突き上げる。
『Saturday Night(2007) 』でちょっとしんみりしながら、「そういえば今、まさに土曜の夜だー!」と感動。
あとは大大大好きな『Shining(2008) 』を生で聴けて嬉しすぎました。この歌は本当に疾走感あふれるすばらしい曲なので、まだ聴いたことないって方はぜひ。ポルターガイストがテーマの曲です。
アンコールでは全部で5曲披露してくれました。
うち3曲はMisfitsの曲ですが、やっぱり盛り上がりますよね〜!それにしても改めて聴いても『Helena(1999) 』の歌詞のホラーなこと。手足切られたら憑くわ、ふつうに。
そして最後の曲はこれ!『Dig Up Her Bone(1997)』。
サビ「Walk me to the graveyard!Dig up her bones〜♪」のパートをみんなで熱唱。私も主人も大好きな1曲なので、二人とも目の前で聴けて大興奮でした。
最後まで息つく間もないくらい、ダダダダダダダーっと過ぎ去った時間。
もう少し音に浸りたくなるほど、あっという間の最高の時間でした。
■ 本人と対面(写真あり)■
あっという間に全パフォーマンス終了ー。
すると、すぐ後ろの物販コーナーにマイケル・グレイヴスとバンドメンバーが現れ、ファンとの交流開始。
これだから小規模のライブはたまりません。
私たちも列に並び、10分ほど待ったころで本人と対面できました。
グレイヴスとあいさつのハグを交わしてから、最高のライブをありがとうという感謝の気持ちと、彼の声と溢れるエネルギーが大好きですと伝えました。
彼は「Aww~ Thank you! 」とお礼の言葉とともに、ものすごい優しい天使のような微笑みを向けてくれて、心の底から感動。なんとも例えようのない、ぐっと吸い込まれそうな瞳の持ち主でした。
心からファンを本当に大切にしているんだな、っていうのが彼のファンへの対応で容易にわかりました。謙虚すぎるほど謙虚で、正直ビックリしたほど。
マイケル・グレイヴスもっと売れてくれ〜!この一言に尽きます。
それで一緒に写真を撮影。
《左ギター、後ドラム、中央グレイヴス、右ベース》
みなさん、もう写真からでも伝わりますでしょ、彼の人柄の良さ。ってかバンドメンバー全員いい人すぎて泣けた。しつこいですが・・・・もっと人気でろ〜!!!
最後にお別れの握手をするときも、瞳の奥をちゃんと見てありがとうって言うんですよ、彼。バンドメンバーの方も全員、律儀になぜかお辞儀&握手でお別れをしてくれて、なんとも心があたたまる一時でした。
こうやってファンサービスを怠らないところ、本当に素敵ですよね。
いい想い出をありがとう。また観にいきます。
そうしてガンガン余韻に浸りながら、家への帰路についた土曜日の真夜中でした。
■ おわりに ■
いかがでしたでしょうか?みなさんにも少しでもライブの雰囲気が伝わったことを願います。
マイケル・グレイヴス(バンド)最高です、本当に。ますます応援したくなりました。パンクもいいですね〜ほんと。
今後また、彼らがカリフォルニアでライブをする際は、ぜひ足を運びたいと思います。
お次は(来年)、同じくMisfitsのドイルのライブに参戦予定ですので、またライブレポを書いたらチェックして頂けると嬉しいです♡(追記:行ってきました〜!DOYLEライブレポはこちら)
それでは、また〜!
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