【米ブラックフライデー】店頭で争う人&オンラインで済ませる人
©Washington Post
みなさん、こんにちは。
昨日は『サンクスギビングの起源やあれこれ』についてご紹介しました。
今回は、サンクスギビングの翌日の金曜日に行われる、
年最大のセール『ブラックフライデー』についてのお話です。
それでは、早速 <もくじ> に沿ってみていきましょう♪
< もくじ >
・ブラックフライデーの由来 [楽しい豆知識]
・ブラックフライデーの伝統がなくなる?
・実際のセールの様子
・おわりに
■ ブラックフライデーの由来 [楽しい豆知識] ■
まずブラックフライデーと聞いて、「黒い金曜日・・・?や、闇的な何かが絡んでいるのだろうか・・・」とマイナスなイメージを想起した方もいることでしょう(それは私)。
最初はそのイメージ通り、縁起の悪い意味合いで使われていました。特に1869年9月24日、アメリカ金市場の暴落の混乱を表す用語であったそうです。
歴史上の株価暴落を表すときにも、“ブラック○○○(曜日)”などと「暗黒の」というマイナスな意味合いで使われているのを聞いたことがある人も多いでしょう。
《例:ブラックマンデー / 暗黒の月曜日》1987年10月19日月曜日に起こったニューヨーク株式市場の暴落を端に、世界的株価大暴落が発生。世界恐慌の原因となった日。
それから時は経ち・・・・1961年、ペンシルベニア州の都市フィラデルフィアにて。
©BBC《New York Timesの記述より》
サンクスギビングの翌日、セール商品を求める買い物客でにぎわう街は混雑・渋滞だらけ。手をやいた警察たちは、この様子を“ブラックフライデー”と呼んでいたようです。そして長い間、これが定着。
しかし後にこのマイナスイメージを払拭するために、買い物客が増えるこの金曜日にプラスの意味付けをしました。それが今のブラックフライデーです。
“ブラック”は経済的な“黒字”のこと。
つまり、現代のブラックフライデーには「赤字経営の店でさえも黒字を出す金曜日! 」という意味が込められるようになりました(めでたしめでたし)。まぁしかし、全米にこの用語が広まったのも1990年代半ばだったそうで、割と最近。
英語でも黒字はblack、赤字はredを使って表現しますので、日本人にとっても分かりやすいですね。(例:That publishing company is in the black. / あの出版社は黒字だ。)
■ ブラックフライデーの伝統がなくなる? ■
ブラックフライデーといえば、日本のお正月の初売りのようなイメージ。
超お得な激安商品をもとめて、開店前から列をなして待つ人・人・人!
オープンと同時に猛ダッシュ!
これぞ昔からの伝統的なブラックフライデーのあるべき姿よ・・・
・・・・と。
しかしですね、CNN Money(英語 / 日本語)によると、どうやら2017年のブラックフライデーにはすこ〜し変化があったようです。
米国のクリスマス商戦の幕開けとなる「ブラックフライデー」の24日、国内の消費者がネット通販に費やした金額は昨年から16.9%増加して過去最高を記録した。
通販大手アマゾンは24日、注文が「記録的な」ペースで殺到し、最初の5時間で20万点以上のおもちゃが売れたと発表した。
店舗を訪れる客の人数を推計するデータ分析会社、ショッパートラックによると、今年のブラックフライデーのショッピングモールや大型店の人出は昨年より1%弱減少したとみられる。 ー出典:CNN
なるほど。
みなさん実店舗に足を運ぶことなく、家でぬくぬくとネットショッピング♪というわけですね。
自分に当てはめてみてもそうなんですが、確かに物珍しさから昨年は色々と店舗を廻ったものの、ネットで購入したほうが安い商品・ネット限定品なんかもあったりして、オンライン購入がメインでした。
それでもやっぱり、ある種のイベントとしてお店に出向くのも楽しいものです。そんなに物欲がない私でも、いくつか購入してしまった程ですし、店頭だとより「購買意欲」が上がる実感もあります。
とはいえ、個人的には競争率の高い特価商品をゲットするために何時間も待つなんぞできないので、その情熱が純粋にうらやましいと思いつつ、コタツで暖まりながらAMAZONでポチっとしてしまう今日この頃です。
はて・・・
人でごった返す店内=伝統的なブラックフライデーが見られなくなる日も近いのでしょうか?
■ 実際のセールの様子 ■
それでは、アメリカのブラックフライデー(2017年)の様子をみてみましょう。
うわ〜!なんか『サンクスギビング(感謝祭)』の後に、こんな戦いが繰り広げられているというのも、なんとも皮肉。
かと思えば・・・・
Aaaaaand it’s open for Black Friday. The one keen guy 10 seconds in 😂 pic.twitter.com/py5bKw7olT
— Kate West (@Katewest0) 2017年11月24日
開店同時と入店した人は、男性ただ1人。
上のカオスの後にこれをみると、なんて平和。
とにかく、クレイジーなことに変わりはありませんね。
■ おわりに ■
以上、アメリカよりブラックフライデーについてお届けしました。
そんな明日はサイバーマンデー(オンラインセール)。
明日は私もクリスマスのプレゼントを買いましょうかね・・・
最後まで読んでくださって、どうも有難うございます。
See you!!
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