『ストレンジャー・シングス1』シーン別に音楽を見てみよう!80’sにタイムスリップ♪
こんにちは、Leecaです。
今回は、Netflixのメガヒット作『ストレンジャー・シングス(Stranger Things)シーズン1』の音楽について取り上げたいと思います。
シーズン2も先月ストリーム開始になり、もう全部みたよ〜って方も多いのでは?シーズン2見るためだけにNetflix契約したぜ!って方も結構いるようですし、その人気・注目度の高さがうかがえます。
シーズン2も先月ストリーム開始になり、もう全部みたよ〜って方も多いのでは?シーズン2見るためだけにNetflix契約したぜ!って方も結構いるようですし、その人気・注目度の高さがうかがえます。
シーズン1のチャプター1を観始めてすぐに、「お、音楽がよすぎる・・・」と挿入曲の虜になってしまった私。自分自身が80年代生まれということもあってか、どこか郷愁を感じる曲ばかりでリピートして聴いています。
私の独断と偏見での選出になりますが、シーズン1の各チャプターから1曲ずつ、お気に入りの音楽をシーン別にご紹介していきたいと思います。
それでは、一緒に80’s(〜90’s)へタイムスリップしましょう♪Here we go!
Chapter 1
ナンシーとスティーブがいちゃついてるシーン

ある夜、ナンシーの部屋に忍び込んだスティーブ。部屋の窓から侵入とかお決まりのような気がしますが、本当にみんなこんな事してたんかい、と気になるのは私だけでしょうか。でも甘酸っぱくていいですね。
それで二人でいちゃついているシーンで流れるのが、こちらの曲。
曲:Africa by Toto (公式MV)
いや〜本当にいい曲ですね〜♪
米ロサンゼルス出身のロックバンド、Toto(トト)の1982年発売のアルバム『Toto IV 』の楽曲のひとつ。Totoは、1980年代のアメリカン・ロックと呼ばれるサウンドを提起した代表的バンドです。
その中でも“Africa(邦:アフリカ)”はビルボードホット100で見事1位に輝いた曲。同アルバム収録曲の“Rosanna”と“I Won’t Hold You Back”もビルボードホット100のトップ10入りを果たし、1982年は彼らにとってまさに大成功の年となりました。
上のMVをみても分かるとおり、ボーカルが一人ではないのも、このバンドの特徴となっています。実際、“Africa ”のメインボーカルを担当したのは、キーボードのデヴィッド・ペイチ(David Paich)です。
Totoとだけ検索をかけると、日本の便器メーカーのTOTOが出てくるので笑ってしまいますが、やはりこれは過去にも話題として上がっていたようですね。ちなみに何故か日本では、バンド名がTOTOと大文字表記・・・・
日本の便器メーカーは「トートー」、彼らは「トト」、と読み方が違うのでご参考までに。ふふ
Chapter 2
ジョナサンが車の中で過去を回想するシーン

私の大好きなシーンの一つ、ジョナサン(兄)とウィル(弟)が一緒にレコードを聴いている上のシーン。そしてこの場面を、ジョナサンが車の中で回想している切ないシーンがあります。
この他にもウィルの母親ジョイスが、ウィルが失踪してから彼の部屋でこの曲を耳にするシーンにも使われていますね。
それからチャプター4では別次元にいるウィルが、ウォーキートーキー越しに「Should I stay or should I go…」とか細〜い声で歌っていたのもまた印象深いです。
これらのシーンで流れている例の曲がこちら。
曲:Should I Stay or Should I Go by The Clash(公式MV)
最高・・・・(感涙)
The Clash(ザ・クラッシュ)は1976年から1986年に活動していた、イギリスのパンクロックバンドです。
こちらの曲“Should I Stay or Should I Go(邦:ステイ・オア・ゴー)” は、1982年発売の5thアルバム『Combat Rock』に収録された1曲。このアルバムは全英アルバムチャートで連続23週ランクインで最高2位獲得のほか、アメリカでも61週もの間チャートにランクインされ、最高7位を獲得しました。
このアルバム発売以前よりすでに、イギリスでも大変な成功をおさめていた彼らですが、このアルバムは彼らの成功を不動のものとしました。
そうして『Combat Rock』はプラチナアルバムとなったわけですが、その中でも最も人気だったのがこの、“Shoud I Stay or Should I Go”。シングルカットもされています。
彼らの楽曲で唯一、全英シングルチャート1位を獲得した最大のヒット曲です。しかもこれが発売から10年後の出来事。2004年には「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」の第28位にも選ばれています。
パンクだけあって、政治批判の姿勢が色濃い楽曲が多いです。日本人にとても馴染みのある曲は“I Fought the Law ”!CMにも起用されていたので、彼らのことを知らなかった人でも「あ〜この曲ね〜!」と思うことでしょう♪
Chapter 3
ナンシーがスティーブと・・・♥

プールで遊んで全身びしょ濡れのナンシー。そして「服を着替えるから」と2階に行こうとするナンシーを心配して引き止める親友のバーバラ。
本心ではスティーブと二人きりになりたかったナンシーは、バーバラを突き放す形でスティーヴの元へと行ってしまい・・・ついにスティーブと結ばれるラブシーンで流れる曲がこちら。(バーバラかわいそすぎ)
曲:Waiting For A Girl Like You by Foreigner(公式MV)
あぁ、なんて美しいバラードなんでしょ。
正直、ストレンジャー・シングスの曲すべてが良すぎるのでどれも大好きなのですが、この曲を聴くとより一層なぜか自分の幼い頃を思い出します。80年代って日本でもこの系統の音楽が多かったような。
このバンドForeigner(フォリナー)は、アメリカのロックバンド。バンド名のForeigner=外国人というのはバンドメンバーが英米出身混在していたからだそう。
1981年に発売された彼らの4thアルバム、『4 』に収録されている1曲が“Waiting For A Girl Like You(邦:ガール・ライク・ユー)”。ビルボードアルバムチャートで10週連続1位に輝き、アメリカだけで700万枚以上を売り上げた大ヒットアルバムです。
同年にシングルカットされたこちらの曲は、ビルボードホット100で最高2位ランクイン。1位は逃すものの、ビルボードのロックトラックチャートでは見事1位に輝いています。
上述のとおり80年代の彼らは、空前のヒットメーカーで商業的にも成功を収めました。その功績がみとめられ「ビルボードの史上最も偉大な曲」で80位も獲得しています。
Chapter4
ウィルらしき少年の遺体を発見後のシーン

もう、このシーンでぽろぽろ涙してしまった私ですが・・・ここで流れていた曲が、また一層悲しみを助長させるんですよね、これが!
お母さんのジョイスは、ウィルは生きていると確信しています。てかジョイス、本当に素敵なお母さんだ。
曲はこちら。
曲:Atmosphere by Joy Division(公式MV)
切なすぎるサウンド(まだ泣ける)。
歌詞がまた絶妙にマッチしているように聞こえるから不思議。全体的には陰鬱な雰囲気ですが、明暗・寒暖どちらも感じられる世界観がある気がします。
1976年にイギリスはグレーター・マンチェスターで結成したポストパンクバンド、Joy Division(ジョイ・ディヴィジョン)。
結成からわずか4年後の1980年に、ボーカルのイアン・カーティスが自殺し、突如バンドは解散することになってしまいました。しかしその短期間の活動の中でも、1970年代のポストパンクムーブメントの先駆者としての地位を確立した彼ら。
本国のイギリスでは絶大な人気を誇っているようで、80〜90年代以降のオルタナティブ・ロックのバンドに与えた影響は多大と言われています。あのRadiohead(レディオヘッド)も影響うけたとか。
“Atmosphere(邦:アトモスフィア)”はシングル『Licht und Blindheit 』のA面に収録されていた曲です(B面は”Dead Souls”)。ボーカルのイアンが自殺した1980年に初盤発売となっています。
Chapter 5
ウィルの葬儀のシーン

みんながウィルの死を受け入れられない中、彼の葬儀が執り行われる朝。とても印象的なシーンですよね。
そこで流れる、なんとも表現し辛い雰囲気の曲がこちら。
曲:Elegia by New Order(公式MV)
これを聴けばアナタも別次元へ行けますよ(やめて)。
マンチェスターで結成されたイギリスのテクノロックバンド、New Order(ニュー・オーダー)の曲より“Elegia(邦:エレジア)” でした。
こちらのバンド、実は先ほどご紹介したJoy Divisionが前身となっているバンドなんです。ボーカルのイアンの死後、残されたメンバー3人(バーナード・サムナー、ピーター・フック、スティーヴン・モリス)が再出発として結成したバンドというわけです。ボーカルはバーナード・サムナーが担当。
初期はJoy Divisionに見られたような陰鬱な雰囲気漂う楽曲が多かったのですが、1983年に発売され大ヒットとなったシングル“Blue Monday(ブルー・マンデー)”では、エレクトロの要素が強いものとなっています。この曲はイアンの死を知らされた月曜日の彼らの心境が歌われているそう。
“Elegia ”という曲に話を戻します。この曲は1985年発売のアルバム『Low-Life(ロウ・ライフ)』に収録されている1曲で、イアンへのトリビュート(追悼)として作られました。イアンの死と劇中でのウィルの死、どちらも繋がっているということを知ったら、なるほどと頷ける世界観を共有していますよね。
Chapter 6
ナンシーとジョナサンがモンスター退治に使える物を買い集めるシーン

二人が結束してモンスター退治に向かうシーンですね。店員さんに「モンスター狩りにいくのよ」と普通に答えるナンシーがたくましくて、そしてジョナサンの反応が可愛らしくて微笑ましいシーン。
こちらがその時に流れていた曲。
曲:The Bargain Store by Dolly Parton(公式MV)
う〜ん優しくて癒される声〜。
アメリカのシンガーソングライター&女優のDolly Parton(ドリー・パートン)が歌うこの曲“The Bargain Store ”は、1975年に発売されたシングル曲。
彼女はカントリーミュージックの第一人者として知られており、“The Bargain Store ”はビルボードのホットカントリーソングスで1位に輝きました。
どうやらこの曲は、不運な男性関係によって精神的苦痛をうけた女性の姿を歌っているようです。ナンシーとジョナサンの関係とはマッチしませんが、お店に出向くという場面にはとても合っていて印象深い1曲かと思います。
Chapter 7
子ども達が皆に別次元について説明しているシーン

いよいよ!シーズンファイナルへ向かってみんなが一致団結していく展開に。子ども達もほんと賢くて頼りになる!
このシーンで流れていた曲がこちらです。
曲:Fields of Coral by Vangelis(公式MV)
この曲でも別次元に行ける気がする。
“Fields of Coral(邦:フィールズ・オブ・コーラル)”は、1943年生まれのギリシャのシンセサイザー&作曲家のVangelis(ヴァンゲリス)の曲。
彼は10代からプロとして音楽活動をはじめて以来、世界的にひろく活動している音楽家です。電子音楽、プログレッシブロック、ジャズ、環境音楽、オーケストラなどなど、彼の手がける音楽は多岐にわたります。
“Fields of Coral ”は、1996年発売のアルバム『Oceanic(邦:オセアニック)』収録の1曲です。この曲は物悲しい雰囲気がただよっていますが、アルバム表紙はむしろ真逆で度肝を抜かれました。どうやらこの曲がいちばんアルバムの中でも一番アンビエント(環境音楽的)な曲に仕上がっているとのこと。
Chapter 8
ウィル救出&警察署長ホッパーの回想シーン

このシーンでまたもや涙腺が崩壊しました。ホッパーがいい人すぎて泣ける。ウィルも無事助かってとりあえずよかった〜ってなったシーンです。
こちらのシーンで使われている曲がこちら。
曲:When It’s Cold I’d Like To Die by Moby(公式)
Mobyいいですね〜。心が洗われるようです。
この曲を手がけたのが、アメリカ出身のMoby(モービー)。彼はDJ、レコード・プロデューサー、歌手、作曲家、写真家、動物愛護活動家と幅広い肩書きをもっています。
彼の世界でのアルバム売り上げは2000万枚以上を記録。1990年代初期に、彼のEDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)の音楽が注目を浴び、一躍有名に。
こちら“When It’s Cold I’d Like To Die ”は、1995年発売のアルバム『Everything Is Wrong』に収録されている曲です。大学の時に、1999年発売のアルバム『Play』収録の“Porcelain”という曲にハマってよく聴いていたのを思い出しました。
Mobyの曲はハマるとどっぷりな世界観なので、他の曲もぜひぜひ探ってみてくださいね〜♪
おわりに
以上、各チャプターより素敵な音楽のご紹介でした。みなさんもお気に入りの1曲はみつかりましたか?
いや〜本当に、ストレンジャー・シングスの選曲の素晴らしさときたら・・・・(感涙)。感情移入をより促す作用もありますし、改めて音楽そのものの偉大さを噛み締めています。
これからも共に音楽を愛して行きましょう!ではでは♪
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