在アメリカ柴犬オーナーが語る!リアルな柴の「海外の反応」

こんにちは、Leecaです。
最近ではSNSの普及から、日本だけでなく世界中で、柴犬を飼っていらっしゃる方を見かけるようになりました。
私もアメリカに来てから柴犬(黒柴)を飼い始めた一人ですが、日本の友人たちから「柴犬って海外でも人気なの?」という質問をされることがあります。
私の友人同様、なんとな〜く柴犬に対する海外の反応が気になる、って方は結構いらっしゃると思います。
そこで今回は、私がアメリカに住んでいる中で耳(目)にしたリアルな人々の反応をお届けしたいと思います。
< もくじ >
・アメリカでの反応:散歩編
・アメリカでの反応:獣医編
・柴犬の人気は何番目?
・柴犬は飼うのが大変という声
・まとめ
アメリカでの反応:散歩編
アメリカでの反応:散歩編
まず、家の近くのドッグパーク&散歩コースに我が家の柴犬を連れていったときの、周りの反応からご紹介します。
- 「ママ〜狼がいる〜!みてみて!」
- 「お〜!日本の犬だね?たしか・・・シービーだったかな?」
- 「キツネみたいだね〜!」
- 「わお!ぬいぐるみを抱いて歩いているのかと思ったわ!」
- 「すっごく可愛い犬ね。なんていう犬種!?」
- 「うぉぉお〜!生きている間に黒柴に会えるなんて!触ってもいい?」
- 「わたしも柴犬飼ってますよ。お宅の柴犬はまだパピー?」
- 「なんていう犬なの?あ〜柴犬!聞いたことあるわ!」
- 「柴犬って可愛いけど、飼うのが大変って本当?」
- 「ロットワイラーみたいね〜!」
- 「眉毛がキュートだね♡」
- 「もう一匹犬を飼う予定だけど、柴犬にしようかな?」
- 「どこで入手できるの?いくらだった?」
- 「日本の犬?僕秋田犬なら前に飼ってたことがあるよ」
- 「しっぽはいつもカールしているの?」
- 「なんてソフトな毛並みなの!」
と、こんなところでしょうか。

《黒柴と眉毛がおそろいのロットワイラー》
小さい子どもなんかは特に「キツネみた〜い 」「狼がいる〜! 」とか素直な感想をぶつけてきます。中には目をまん丸に見開いて、通りすがりにじーっと観察する子どももいて、その反応を見るのも楽しいです。
近所の子供たちは、「かわいい犬だね!」と声をかけてきてくれます(そんな君がかわいいよ!)。中にはうちの柴と一緒に記念撮影する子まで。
あとは、ドライブスルーにて支払いの際、かなりの確率で「かわいいワンちゃんね!」「何ていう犬?」と声をかけられます。
とはいえ、筆者の住むカリフォルニアはアジア系が多いので、柴犬を飼っていらっしゃる方に遭遇する確立は高いです。あるいは飼っていなくても、『柴犬』という犬種を知っている犬好きさんもいたりします。
《我が家の黒柴とドッグパークで出逢ったわんちゃんたち。柴犬3匹集合!》
あと秋田犬は “AKITA” と呼ばれ、アメリカでも人気があるし認知度も高めです。私のアメリカ人の知り合いでも、秋田犬を飼っていた、あるいは飼っているという方も結構いますし。アメリカは国土に比例して家も大きいし、大型犬を飼える環境も整っているので、秋田犬はコアなファンが付いていますね。
話を柴犬に戻して・・・
柴犬とは英語でも“Shiba-inu”と呼ばれることが多いですが、Shiba-dogやShibaと呼ばれたりもします。
ここで先にご紹介した「お〜!日本の犬だね?たしか・・・シービーだったかな? 」という反応について、考えを巡らせてみたのですが・・・
シービーとはなんぞや。
こちらの発言をされたお方、何度も何度も「シービー」と言っていたので、こちらも段々と気になってきてしまいました。
はじめは、アメリカ人には “Shiba” の発音が難しいのかな〜と思ったんですけど、アメリカ人の友人や家族でも普通に発音できているしな、と。
ならば普通に間違っただけか・・・とも思ったのですが、もしかしたら?と思ったことが一つ。
2013年にインターネットで話題沸騰となったスラング(meme)に “Doge”というものがあります。日本の柴犬かぼすちゃんの写真にカラフルな文字を入れた、こんな写真をみたことはありませんか?これがネットで大人気に。
“Doge”はDogのネットスラングですが、これと同じ要領で柴犬にも“Shibe”というネットスラングがあります。日本語でも同じ現象はあって、例えば “ねこ”のことを“ぬこ”と呼んだりしますよね。語感としてはそんな感じでしょうか。
この “Shibe” はそのまま『シベ』と読むのが正しいらしいのですが、英語の発音パターンからいけば『シービー』と読めなくもないので、単純に間違って覚えていただけかもしれません。真偽やいかに。
おっと、話が逸れました。
こういった些細なことが気になって眠れないタチでして(とほほ)。お付き合いいただき、ありがとうございます。
こんな感じで日本では誰もが知っている柴犬でも、アメリカでは各々反応が違って面白いです。柴犬は知っているけど、黒柴が存在していることを知らなかったって方もいました。確かに黒柴は珍しいかもしれませんね!
アメリカでの反応:獣医編
アメリカでの反応:獣医編
獣医さんはもちろん職業柄、犬の性格についてよ〜く知っています。
予防接種やらで幾度も獣医さんに足を運びましたが、アメリカ人の獣医さんやスタッフの皆さんのフランクなこと!
まず我が家の柴の性格をお伝えしておきたいのですが、いたずらっ子・遊ぶの大好き・優しい・超怖がり等・・・。
獣医に行くと、すぐに心拍数がダダ上がりし、極度の緊張から床をくんくん嗅ぎ、しまいには舐め始めたりと落ち着きがありません。
そして診察台の上でもソワソワ忙しない我が家の柴は、獣医さんより結構正直なお言葉をいただくことに。(とほほ・・・)
- 「すごくハンサムなわんちゃんね。ただ柴犬だから相当頑固ね!」
- 「おっと!俺まだ何もしてないぜ?ものすごい大げさだな〜!(笑)」
- 「君は本当にドラマクイーンなんだから。」
- 「この子、泣き止まなくて大変だったわ(笑)キュートだけどね。」
- 「爪を切るだけなのに3人がかりだったわよ〜!」
本当にお手間かけてすんませんな〜。でもまぁまぁディスるのね。
きっと大人しい柴犬だったらここまでは言われないはず・・・ってことで、我が家の柴が超怖がりということで、話半分で聞いていただけたらと思います。
でも実際に、爪切りで絶叫している柴犬の動画を発見しましたよ。Pet Smart(ペット・スマート)というアメリカのペットストアでの様子です。
不覚にも笑ってしまった私ですが、うちの犬も獣医ではまるで「死ぬーーーーーっ!!!」と叫んでいるかのような、もう何とも言えない泣き声を発します。家ではまだマシなのですが、お風呂でもたまに絶叫モードに突入するときがあり、どうしたものかと・・・・
最後に獣医さんたちの柴犬への一般的な反応をまとめると、「見た目は可愛いがとにかく個性が強い」といったところでしょうか。ははは。
柴犬の人気は何番目?
柴犬の人気は何番目?
それでは具体的に、アメリカでの柴犬人気度を表したランキングを見てみましょう。(※2019年更新AKC調べ)
合計で189もの犬種が登録されています。柴犬は・・・・・
“ 44位 ”
でした〜!2014年には47位だったので、ゆっくりと人気度を上げてきていますね。
秋田犬にいたっては、ここ数年ずっと46〜7位をキープ。以前は日本犬といえば秋田犬のほうが圧倒的に知名度・人気度が高かったそうですが、やはりSNSの普及もあってか、ここ数年は柴犬ブームがじわじわ来ているようですよ!
ちなみにトップ3はここ数年ずっと同じ顔ぶれ。
1.ラブラドール・レトリバー
2.ジャーマン・シェパード
3.ゴールデン・レトリバー
あ〜なるほど・・・・王道ですね。
アメリカのTVドラマによく出てくる、わんちゃんたち。
4.フレンチブルドッッグ
5.ブルドッグ
6.ビーグル
ブルドッグも根強い人気があるんですね〜!
こんな感じで、トップ10は特に入れ替わりがないようです。
私が思うに、トップ10に並ぶような犬たちは誰もが知っているような犬種ばかり。柴犬は日本(アジア一部地域)では人気があってトップの知名度を誇りますが、まだ知らない人も結構いるので、世界的にみればあと一息!ってところではないでしょうか。ランキングの44位がリアルな数字でしょう。
ただ繰り返しますが、SNSの普及であきらかに柴犬ファンは増えましたし認知度は上がって来ています(なんのフォロー)。
『柴犬』を見たことも聞いたこともなかった主人の知り合いが、私たちに触発されてこの間から柴犬を飼い始めました。でも実は彼だけではないんです。他にも4人ほど同じパターンで柴犬を飼い始めた知り合いがいます。
『柴犬』を知らなかっただけで、見た瞬間に恋に落ちてしまう人は案外多いってことですね♪
柴犬は飼うのが大変という声
柴犬は飼うのが大変という声
アメリカではよく柴犬を表すときに、“big dog in a small body”という表現をします。その小さな見た目とは裏腹に、振る舞い・性格は大型犬のようだ(自分を大型犬だと思っている)という意味合いだそう。
言わんとしていることはよ〜く分かります。
ネットで「柴犬は個性的だから飼うのが大変って聞くけど、私には飼えるかな?」という質問を時おり目にします。柴犬を飼いたい!っていう人が増えてきている証拠でもあるのですが、飼うとなるとためらう人が多いのも事実。
柴犬は躾がとにかく大変!というイメージを持っているアメリカ人も多いことを、アメリカに住んで知りました。
「以下のことに対処できない人は柴犬を飼わないほうがいい 」と海外サイトで紹介されていた点は、以下のとおり。
・退屈あるいは過度に一人ぼっちにされた柴が時として行う、破壊行為
・十分に外の世界に接していない柴に生じる、過度な疑い深さ
・他の犬(同性)や猫に対する攻撃性(強い狩猟本能)
・何か興味をひく物があるとそちらに一直線になること
・頑固さ(強い意志)
・大量の抜け毛
柴犬でも一括りにはできないものの、なかなか的確で頷かずにはいられません。
破壊行為、これはうちも2度ほど経験ありです。SNSの柴犬わんちゃんたちを見ても、結構ぬいぐるみやクッションを破壊して中綿がわっさ〜と出ている写真を目にするので、これは事実かと。
あと疑い深さに繋がる資質として、人をよ〜く観察しているので、こっちとしてはものすごいランク付けされてるのが手にとるように分かります。我が家では、明らかに一番上(アルファ)が主人、そして私は愛犬の次という感じ。
あぁ、セツナイ。
まとめ
まとめ
以上、アメリカでの柴犬に対する人々の反応でした。
アメリカのみならず、世界中でじわじわ人気度が上がってきている柴犬。
私もアメリカ在住の身、日本が恋しくなることがありますが、我が愛犬も原点が日本と思うと、とても心強く感じます。
今後もアメリカでの柴犬関連の動向を見守って行きたいと思います。
それでは。See you!
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