【ライブレポ】独バンド“RAMMSTEIN”は次元がちがった。

みなさん、こんにちは。
本日は、アメリカ在住の筆者が2017年に参戦した“ラムシュタイン(RAMMSTEIN)” のライブレポをお届けします。場所は灼熱のラスベガス!
せっかくなので、ラスベガスの雰囲気も合わせてお楽しみ頂ければと思います。
ラムシュタインはドイツのインダストリアル・メタルバンドで、世界的にも超有名。アメリカでは私の両親世代でも彼らのヒットソングを知っているほど。かなり破天荒で過激なバンドなので、もちろん賛否両論分かれるタイプ。でも根強いコアなファンは多い。
でも私個人的には、唯一無二の世界を代表するメタルバンドだと思っています。これは実際にコンサートに足を運んでみて、私が心から感じたことです。
初めて音源を聴いたときは「ん〜ボーカルの声がイマイチ好きになれない。」と否定しまくっていた私ですが、聴いていくうちに、彼の声あってのラムシュタインの世界観だ、ということに気づいたわけです。
それではレポ開始♪
かるくメンバー紹介
念のため、ラムシュタインのメンバー構成をご紹介しておきます。知っている方は飛ばしてくださいね。
アメリカで親世代も知っている代表曲といえばこれ。“Du Hast”!うん、インパクト大。
圧倒的なパフォーマンス・ずば抜けた個性、何より世界においてドイツ語歌詞でヒット曲を連発するなんて、もうレベルが違う。そうメジャーな英語でなく、あえてドイツ語にこだわる。攻めてますよね〜!
《メンバーは6人!1993年ベルリンで結成し1995年デビュー》
●ボーカル ⇒ ティル・リンデマン(Till Lindemann)
●リードギター ⇒ リヒャルト・Z・クルスペ(Richard Z. Kruspe)
●リズムギター ⇒ パウル・ランダース(Paul Landers)
●ベース ⇒ オリバー・リーデル(Oliver Riedel)
●キーボード ⇒ ドクトル・クリスティアン(Doktor Christian )
●ドラム ⇒ クリストフ・シュナイダー(Christoph „Doom“ Schneider)
リズムギターのパウルは身長178cmですが、他のメンバーは軒並み190cm〜200cm前後。ベースのオリバーにいたっては203cm。スポーツ界でも活躍できそうな面々。
もうメンバーみんな、見た目からして異様な雰囲気。ティルなんかムキムキ(ステロイド)過ぎるし、かと思えばキーボードのドクトルはめちゃくちゃガリガリ。その独特な容姿とダークな世界観がマッチしていて、曲のテーマもここでは書けないくらい、とにかく過激であります。
でも観客を楽しませることに何よりも重きを置いたパフォーマンスは、かなり定評を得ています。
ちなみに、リードギターのリヒャルトは大のアメリカ好き♡ラルクのhydeさんもVAMPSでリヒャルトと一緒に曲作りしてましたので、私も勝手に親近感わいてます。英語もメンバーでは一番達者。キーボードのドクトルは英語まったくできない・・・というか覚える気がないそうな。
ラスベガス現地入り
〜7月1日 土曜日〜
ようやく着いたラスベガス・・・初のネバダ州です。ふつうに連日気温40度超えで死にそうでした。
北カリフォルニアのベイエリアから主人が運転・・・てっきりこの距離だったら飛行機だろうと思っていた私が、甘かった。車移動はお手の物のアメリカ人をなめてました。ヅガレダ〜。
ラスベガスお初な私は、宿泊先のこのホテルを見て「テーマパークか!」と漏れなくツッコミました(誰もが思うであろう)。

《エクスカリバー(Excalibur)ホテル & 近辺のNew York New York》
開始が午後6時30分からだったので、ちょっとだけ休んで歩いて会場のT-Mobile Arenaに向かいました(※このホテルは中心地にあるのでアリーナまで歩いて割とすぐですし、今後ご用のある方にはオススメです)。
そして会場となるアリーナがこちら!当時完成して間もなかったのですが、現在は格闘技(UFCとか)などの会場としても使われています。
《T-Mobile Arena》
セキュリティのチェックを抜けて、いよいよ会場入り。
モッシュピット(立ち見)のチケットもあったのですが、あえて座って観れる指定席にしました。
なんせ炎が怖かったから・・・・
そう、ご存知の方もいると思いますが、ラムシュタインは炎使いなのです。DVDとかライブ映像見ると分かりますが、ボーカルのティルがね、異常な位ファイヤー大好きなんですよね。
危ないんじゃないの?って思いますよね。
危ないです。
が!!!
ティルは火を取り扱うパイロ技師の資格をきちんと持っています。今はちゃんと他にプロの技師をスタッフとして雇っているらしいですが。
オープンアクトがKornとStone Sour
会場入りし、席につきました。席は真ん中でちょーっと遠いものの、見えやすくてよかったです。もう会場に居られるだけで幸せでした。
そしてもう一つ楽しみにしていたのが、オープンアクトのKornとStone Sour!
Stone Sourは、米ヘビメタバンド “Slipknot” のボーカルのコリィ・テイラー率いる別バンドです。個人的にはコリィだったらSlipknot派なので、Kornの方が楽しみでした(Kornメンバーと会った体験談もこちらに綴っています)。
驚いたのがアリーナの音響!ものすっごい低音が響くんです。今までのライブで一番いい音を浴びられた実感ありでした。って野外ばっかりだったから?

《指定席よりKorn鑑賞のようす》
Kornすごい良かったです。ジョナサンお得意の定番バグパイプも披露してくれて大いに盛り上がりました。
そして、いよいよラムシュタインの出番を待つ時間に。
ラムシュタイン、ついに現る!
「Kornよかったね〜!」と余韻に浸っていると、ステージでカウントダウンが始まりました。

《何やらカウントダウンが始まった》
10,9,8,7,6,5,4,3,2,1・・・0!!!!!!!!
激しく点滅するライト。
ドカーン、という音とともに幕が下ります。そしてそこには真っ赤なライトに染められたステージが。
1曲目は “Rammvier” から。もうここで既に心を鷲掴みにされました。これから始まるライブが最高になる!という予感をこの時点でもう感じたほど。
【セットリスト】
①Rammvier
②Reise, Reise
③Halleluja
④Zerstören
⑤Keine Lust
⑥Feuer Frei
⑦Seemann
⑧Ich Tu Dir Weh
⑨Du Riechst So Gut
⑩Mein Herz Brennt
⑪Links 2 3 4
⑫Ich Will
⑬Du Hast
⑭Stripped
⑮Sonne
⑯Amerika
⑰Engel
この順番で合計17曲を演奏してくれました。
私はドイツ語は習ったことがないので分からないものの、ラムシュタインの代表的な歌詞は覚えていたので、周りと一緒に大熱唱して非常〜に楽しかったです。13曲目の“Du Hast”の歌詞も主人に仕込まれました。
6曲目“ Feuer Frei(英:Fire at Will)” でついに来ました、ファイヤー!名前からしてファイヤー!ステージが真っ赤に染まるわ、熱気もこちらまでくるわで前のめりになって観る私。
「Bang Bang! 」って歌詞のところでは、火災放射器を装着して口から火吹いてましたわ。(公式のものがないので動画は載せませんが、Youtubeで当時の様子を撮影したものが見つけられるはずです!)
見てるだけで熱そうで心配なるレベル。本当にあんなパフォーマンス、ラムシュタイン以外に見たことないです。
私のお気に入りの1曲、“Mein Herz Brennt(英:My Heart Burns)”も10曲目に披露してくれて、心の震えが止まらない・・・。なんなら感動しすぎて、修道女の様に手を合わせた祈りのポーズで固まる。
“ Mein Herz Brennt ” は、キーボードのドクトルが弾くピアノver.もあるのですが、それを聴けばどれだけ美しい音楽を彼らが作っているかがよく分かります。オーケストラ率いる演奏も最高です。公式PVがまたホラーですがよかったらYouTubeからどうぞ。
ちなみにこちら↓は、”Mein Herz Brennt”のシングルです。アルバムではないのでご注意を。真っ赤なジャケットが最高にかっちょいいので、我が家でも棚に飾ってます。

話が逸れましたが・・・やっぱりラムシュタインのメンバーは、過激な内容を歌ったりしてるけど、ものすごい才能に溢れていると思わずにはいられないわけです。
16曲目の“Amerika(英:America)” はめずらしく英語ver.もあるのですが、このライブではドイツ語ver.でした。でもサビの歌詞はどちらにしろ「We’re all living in Amerika〜♪」なので、会場一体となって歌えて楽しかったです。アメリカでアメリカを歌う。
最後の曲、“Engel(英:Angel)”では、ボーカルのティルがおっきな羽を生やしてました。そして曲名のまんま、天使のごとく宙を舞う姿が・・・・しかし天使にしてはゴツい。ゴツすぎる。てか、堕天使だよね?

全パフォーマンスを終え、メンバー全員で観客にお辞儀。まるで演劇を見終えたかのような気分。律儀やわ〜!

《観客に礼をするメンバー》
鳴り止まない歓声を背に、ステージをあとにするラムシュタイン。
Thank you〜RAMMSTEIN〜!!!!!
今までで観たライブの中で、もう本当に別格!最高のライブでした。
まとめ
以上、ラムシュタインの簡略ライブレポでした。
ニューアルバムも出るみたいですし、来日して〜!と祈るばかりです・・・(そんなわたくし在米ですが)。
次のアルバムが彼らの最後の作品になるだろう・・・なんてリヒャルトが語ったという情報もあります。でもそれをティルは否定していたり。とにかく期待して待ちましょう。
※2019年追記:ニューアルバム出ましたね。もう最高です↓↓↓
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素晴らしいレポありがとうございます
RAMMSTEINがしっかりと活動している事も嬉しかったのですが、海外の彼らのライブをレポしてくれる日本人の方が居らして更に嬉しく思いました^ ^
彼らの唯一無二の独特な世界観はたまりませんよね✨
JunkRoseさん、
この度はご訪問いただき、嬉しいコメントまで残していただき、どうも有難うございます。
拙いレポですが少しでも情報をシェアできて、Junkroseさんのように皆さんに喜んで頂けたら、こちらとしても本当に嬉しい限りです♪
日本でももっと多くの方にRAMMSTEINを聴いてほしいな〜と思うのですが、日本でもライブしてほしいですよね!本当、Junkroseさんのおっしゃる通り、唯一無二の世界観をもっているのがRAMMSTEINですよね♡
これからも一緒に応援していきましょう!どうぞまたお暇な時にはいつでもいらして下さいね♪^^
素晴らしいレポで感激しました。
そしてRAMMSTEINを応援している方がいてとても嬉しいです。
知人からは変態バンドと言われてしまいましたが、私は彼らのライブ・音楽はアートだと思っています。
本当に日本にも来てほしいものです。
murasakiさん、
はじめまして&コメントどうも有難うございます。
そしてとっても嬉しいお言葉まで、どうも有難うございます!お役に立てて嬉しいです^^*
ははははは!確かに、「変態バンド」って言われる由縁も分からなくはないのですが・・・一般的にいったら過激な部類ですもんね!でも私もmurasakiさんのおっしゃる、「アート」というお言葉に激しく同意します。私が参戦したライブにおいても、本当に細かいところにまで拘って作っているんだろうな〜と、彼らの強い職人気質を感じ取ることができました。
私も彼らの来日を心待ちにしています!(アメリカ在住ですけど、心は日本♡)
共にRAMMSTEINの来日を祈りましょう!笑
コメントありがとうございました♪よい一日を!
はじめまして!
素晴らしいレポありがとうございます!
最近大学に入学してからRAMMSTEINにハマり、来月フランスのライブに1人で参加します。
そこで、恐縮ですがいくつか質問をさせてください。
現地でもライブグッズ販売等はされていましたか?
また、セキュリティチェック等では現地の言語で質問をされたり顔認証チェック等はされましたか?
当時の記憶で構いませんので教えていただければ幸いです。
みみみさん、
はじめまして。コメントありがとうございます!
そして返信が遅れて申し訳ありません。RAMMSTEINのフランスライブ、もうすぐですよね!?その若さで、しかもたった一人でフランスまで行ってしまうとは、なんと素晴らしい行動力をお持ちなのでしょう。でもそれ程にRAMMSTEINの虜と言うのなら・・・・もう生のRAMMSTEINのパフォーマンスには大満足間違いなしですね♪いや〜楽しみですね!^^
質問の回答ですが、私が行ったラスベガスの会場ではグッズ販売がありましたよ♪セキュリティに関しては顔認証はなく、チケットをスタッフの方に読み取ってもらい、空港のような金属探知機ゲートをくぐっただけでした。当時はIDチェックもありませんでしたが、今年からは導入したとの話も聞きました。ですので、念のためID(パスポート)をお忘れなく!いずれにせよ、手荷物&身体のチェックをされると思っておけば大丈夫だと思いますよ。特に質問などもされなかったですし、きっとうまくいきますよ〜!
思い出深いライブになりますように!
めいっぱい楽しんできてくださいね⭐︎
Leecaさんはじめまして。
私もLammstainの孤独なファンで動画サイトでライブを見ながら一度でいいから生でみたいと切望しているので、実際に見られたLeecaさんがとても羨ましいです。
この唯一無二の存在感を持ちながら溢れるほどのサービス精神には愛情さえ感じてしまいます。
日本でももっと評価されてもいいのにと思いながら、久しぶりに出た新作アルバムを聴いています^_^
Kougaiさん、
はじめまして。コメントありがとうございます!
私もアメリカに住んでなかったら絶対に行けてなかったと思います!主人に感謝です。
本当に、RAMMSTEINのあの際立った存在感はなんなのでしょう。ライブ映像越しでも、その独特さはバンバン伝わってきますよね♪そして・・・!Newアルバム、最高じゃないですか?♡特に『DEUTSCHLAND』と『RADIO』『PUPPE』が大好きです。はるかに期待を超える作品を手にして、「やっぱりRAMMSTEIN最高だわ」とより一層ファンになりました!^^
また近い将来、彼らのライブのレポが書けたらと思います。また遊びにいらしてください。