【アメリカの結婚式】女性はワンピ着用!?服装やご祝儀、マナーについて【体験談】
先日、アメリカの結婚式・披露宴に初めて参列してきました。
しかも主人の弟=わたしの義弟の結婚式だったので、親族としての参列。
そこで色々とびっくり体験をしたので、その話も絡めながらアメリカ流の結婚式についてまとめたいと思います。
< もくじ >
・びっくり①リハーサルと結婚式場
・びっくり②服装
・びっくり③ご祝儀
・びっくり④披露宴の流れ
・まとめ
■ びっくり①リハーサルと結婚式場 ■
結婚式前日に親族とブライズメイズ&グルームズメンが集まり、夕食会とリハーサルが行われました。
結婚式前日にリハーサルを行うことに、まずびっくり。
わたしも義姉として親族の立場で参加しましたが、まぁ右も左もわかりません。
とりあえず主人と義母と、夕食会場のレストランに向かい着席。
初見の新婦のいとこやら親戚らと軽く握手とあいさつを交わしましたが、とくに紹介などもなく・・・とにかく誰が誰だか、義母と確認するのに必死。
そしてとりあえず夕食をもりもりと頂き、リハーサルの時間になるまでひたすら待ちました。
伝統的でフォーマルな食事会を開くご家族もいるようですが、私たちの食事会は非常にフランクでカジュアル。ブライズメイズ&グルームズメンらが主にきゃぴきゃぴと盛り上がっておりました。(若いっていいな)
そしてようやく式場に移動しリハーサル開始。って、もうすっかり夜やないかーい。
式場は屋外で、普通にオフィスビルに囲まれた芝生のスペース。
オフィスの窓際に置かれた巨大ピカチュウが妙な異彩を放ち、みんな釘付け。
アメリカでよくあるワイナリーやビーチの式場を勝手にイメージしていたので、
わたしたちもちょっと動揺したのはここだけの話。
でもカジュアルでアットホームで、気張らなくていいのはアメリカらしくていいなと。
肝心のリハーサルはブライズメイズ&グルームズメン向けのもので、
私や義父母は特にすることもなく、みんなを温かく見守ることしかできませんでした。
結局、食事会スタート18:00、リハーサルを終えたのが22:00。
大事な式の前日にする意味って・・・と正直思ったのは、私が日本人だからでしょうか。それともただの捻くれ野郎だからでしょうか。
でも頑張った。
その日は長丁場+猛暑ということもあり、主人と義母も疲れきっての帰宅となりました。
■ びっくり②服装 ■
まず、招待状にドレスコードの記載がないか確認しましょう。
結婚式によってはテーマを設けていて、それに合わせたドレスコードを指定される場合もあるようです。
「カジュアルな服装で」と記載があった場合は思った以上にカジュアルで大丈夫。
とは言っても、Tシャツにデニムとか短パンとかは流石に・・・ですのでそこはわきまえましょう。
あとは男性だったら日本の感覚で着る黒いスーツは避けたほうが◎。黒いスーツは親族と近い関係者が着るものなので、ダークグレーor紺色のスーツが無難でしょう。その他にも黒は人によっては喪服を連想、あるいは強面系を連想させることがあるようです。
女性のドレスですが、白は花嫁のカラーなので基本NG。また男性同様、喪服を連想させる黒色のドレスも避けたいところです。ここは日本と同じ感覚で大丈夫かと思います。
では以下、体験談。
———————–
いよいよ結婚式当日。ドレスコードの記載は特になし。よしっ!
私はこういうこともあろうかと、日本から結婚式グッズ一式を持ってきていました。ですから当日はそれらを身につければいいや!と気楽でした。
日本の場合、服装に色々と決まりがあるので、日本と同じ感覚でいけばまぁ間違いないと思ったからです。
式場につくなり、思った以上にカジュアルな格好の人たちの多いこと。
女性はドレスというか、もはやワンピース。しかもビビッドカラー、花柄多し!肩ももろに出ております。た、谷間もがっつり。足下もミュール・サンダル。スカート丈がとんでもなく短い・・・etc.
髪もまとめることなく、ハーフアップでもないダウンスタイルが圧倒的に多かったです。
あれ、逆に私浮いてるわ。
男性もかなーりカジュアル。チノパンに白シャツ(ノータイ)が多かったです。あと、テンガロンハットを被ったカウボーイスタイルの人も。テキサスか!これは新婦がカントリースタイルが好きで、それに合わせたのだと思われます。
とにかく、みんな気持ちいいくらい服装がバッラバラ!何でもアリ!?
日本でタブーとされている服装・髪型でも問題なしがアメリカ流。
ある意味気楽で、お金もかからなくていいじゃないと思う反面、
日本って本当にきっちりしてるわ〜と心から思いました。
※もちろん、式のスタイルによってフォーマル度は違います。
これはあくまで私の体験談ですので、ほんのご参考程度に。
■ びっくり③ご祝儀 ■
日本では現金でご祝儀を用意し、受付で渡しますよね。
アメリカは「Gift Registry」が一般的で、招待状と一緒に送られてきます。
これは、予め新郎新婦側がお気に入りのお店で好きなものをリストにし、招待客はそのリストからギフトを選ぶというシステムのことを言います。
とはいえGift Registryではなく、個人的にギフトカード($100〜)や自分が選んだギフトを持っていってもOKなようです。
現に私は、ギフトカードにお祝いのカードを添えたものを準備しました。
この場合、披露宴会場の受付のテーブルにギフト置き場があるので、そこに並べておくといいでしょう。
ちなみに私たちが実際に
受け取ったのは以下のウェブサイト上のレジストリー。
アメリカらしく合理的なシステムです。
日本人の私からすると、最初は「え!自分でこれ欲しい〜って決めるんかい!」って驚きました。
でもこのほうが実は余計な手間がない、かつ出費は抑えられるなというのが今の本音です。
どちらがいいとかではなく、素直に処かわればこうも違うのかと感心しました。
■ びっくり④披露宴の流れ ■
受付があれば受付を済ませ、あとはReception(レセプション)と呼ばれる披露宴が始まるのを待ちます。
ここでは同じテーブルになった人と談笑しながら、または何か飲みながら待つ形になります。
いよいよ披露宴のはじまり、はじまり。
グルームズメンの代表的役割を担うのが『Best Man(ベストマン)』ですが、まずは彼のスピーチから始まりました。
それにしてもアメリカらしいというか、ジョークもばんばん飛ばして和やかなムード。
次はブライズメイズの代表『Made of Honor(メイド・オブ・オナー)』のスピーチに移ります。ここでもジョーク。アメリカでは本当にジョークが大事なんだな、と実感。
そしてスピーチも無事終わり、みんなで乾杯!Cheers!
ってスピーチこれだけ!?
場合によっては新郎・新婦・親族のスピーチが入ることもあるそうですが、なくてもいいなんて・・・
さすが自由の国、アメリカ🇺🇸!
日本のようなお涙頂戴の場面もなく、お食事タイムへ。
食べ終わると、次はダンスタイムへ突入です。
DJが全てスムーズに進行してくれました。DJの時点でアメリカン。
最初は義弟と義母のスローなダンスから始まりました。ここでうるっとくる私。
次に新婦(義妹)と新婦父のこれまたスローなダンス。
感動に包まれ、それぞれのダンス終了。
しかしこのダンスタイム、ここからが本番の幕開けだった・・・・・
もはや、クラブ。(ク↑ラ↓ブ↓ではない)
私は踊る気があまりなかったので、イスに腰掛けて微笑みながら観ていたのですが、主人のいとこ(女性)に手をひかれ・・・・踊ることに。
あれ?みんな同じ振り付けで踊ってる・・・!?定番曲のようです。
私も周りの動きに合わせて見よう見まねで踊ってみる。た、たのすぅぃい〜!
味を占めた私は、次はメキシコ系アメリカ人の隣人(女性)と一緒に踊り始めたのでした。やはり踊り慣れてる彼女。
流石にヒールで踊るのは疲れたので、あとは観察組に。
この間にもブーケトスやガータートス、ケーキカットが流れるように終了。
みんな立っていて、全くもって何も見えないというオチ。
18:00に披露宴が始まり、ダンスタイムが終わったのが23:30。
その間にも一人また一人とチラホラ帰宅していくではないですか。
え?いいの?とここでも文化の違いに驚きを隠せず。自由過ぎるよ、アメリカ。
そして主人の車で新郎新婦をホテルに送り届け、私たちもようやく帰宅。
ふぅ〜。アメリカの結婚式も、なかなか体力要りますね。
■ ま と め ■
日本とアメリカの結婚式は、色々と相違点もあって初めてだと驚く場面もまぁあります。
もしあなたもアメリカの結婚式・披露宴に参列することがあれば、「日本だったらこれはあり得ない!」という考えは置いておいて、思い切り楽しんでみてくださいね。
みなさんの参考になりますように。
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