【体験談】アメリカ フィアンセビザ取得⑥出国前の役所手続き【重要】

前回のおさらい・・・
はじめに
①請願
②NOA請願書の許可
③DS-160の送信
④-1必要書類の収集(警察証明)
④-2必要書類の収集(健康診断)
⑤面接
今回は最終段階の⑥渡米その1「出国前の役所手続き」
について詳しくお伝えしていきたいと思います。
<もくじ>
・住民票(海外転出届)
・住民税
・国民年金
・国民健康保険
・マイナンバー
・まとめ
■ 住民票(海外転出届)■
1年以上日本を離れる場合は「海外転出届を出して住民票を抜く」がどうか、という選択を迫られることになります。
住民票を抜けば、住民税・年金・健康保健を支払う義務がなくなります(自動的に支払えなくなるものも:詳細は後ほど)。
※住民票を抜いたからといって戸籍がなくなる訳ではありません。
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◎受付窓口
お住まいの市区町区村
◎届出の受付期間
出国のおおよそ14日前から
◎届出人
本人or世帯主 (※同じ世帯員でない代理人が届け出る場合は、委任状が必要になる)
◎必要な持ち物
印鑑、本人確認書類など(※持ち物は市町区村の区役所に直接確認すること)
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私の場合、役所の方の説明でも「1年以上海外に行かれるなら届出をだしたほうがいい」と言われたことも大きかったですが、これに限らずアメリカで暮らしていくんだ!という覚悟を自分に植え付けるためにも「えいっ!住民票抜いてしまえっ!」とあまり深く考えず届出を出してしまいました。
当時住民票を置いていた市でさっさと海外転出届を出してしまおう、と思ったのですが、ネックとなったのが届出の受付期間。
というのも私は、出国ぎりぎりまでの期間はどうしても実家に帰ってのんびりしたかったので、届出ができるタイミングの出国14日前は住民票のある市にいないことが確実だったんです。
そういう訳で住民票を地元に移すために市外転出届をして、それから地元で海外転出届を出すという普通は要らないであろう無駄なステップを踏みました。
☞今後グリーンカード申請で必要になる戸籍抄本(謄本)をこの時にもらっておくことをおすすめします。私は念のため5枚ゲットしました!
■ 住民税 ■
住民税は前述のとおり、住民票を抜けば支払わなくてもよくなります。ここが住民票を抜くことによる大きなメリットですよね。
というか「日本に住んでいない」のだから当たり前なのですが。海外転出届と一緒に手続きを済ませておきましょう。
※特筆すべきこと※
1月1日に住民票があったところに住民税を1年分払わなければならない。
つまり、12月のうちに住民票を抜いてしまえば翌年税金を支払う必要はなくなる。これが1月2日であれば、たとえ残りの363日は日本に居なくても支払い義務が生じることになる。支払い計画をしっかり立てておくこと。
■ 国民年金 ■
住民票を抜くことで年金の支払い義務はなくなります。しかし、将来万が一のことを考えて「年金は払っておきたい」という方は任意で支払い可能です。
海外移住される方も増える近年、「年金払う派」と「年金払わない派」の論争は絶えませんが、私もどうするべきか悩んだうちの一人です。
「今まで支払ってきた分はどうなるんだ?年金もらえないの?」という気持ちと、「もらえるか保障はないのに、海外在住で保険料払い続けるのもなんだかな」という気持ちとの間を行ったり来たりでした。
ここで救いの手となるのが・・・「カラ期間=合算対象期間」です。これは「任意加入できたが、敢えてしなかった期間」のことを意味します。※「払う義務があったのに払わなかった期間」は単なる滞納
つまり年金の支払いが任意である海外移住者は、このカラ期間を適用できることになります。
☞納付済み期間+免除期間+カラ期間=受給資格期間
となればよいので、合計で10年を満たしていればあなたにも受給資格があることになります。
※平成29年8月より受給資格期間が25年から10年に短縮!
もちろん、カラ期間は保険料を支払っていない期間ですので、ずーっと支払い続けている人に比べればカラ期間の分だけ減額になります。
■ 国民健康保険 ■
上で住民票を抜いたら国民年金は任意加入になると説明しましたが、国民健康保険は自動的に加入資格喪失となるのが大きな違いです。
海外転出届を提出後、国民健康保険証をお持ちの方は返却となりますので、役所へ行く際はお忘れのないように!
基本的に直接役所に持って行くことになりますが、諸事情により行けない場合は郵送(書留)にて返却も可能です。各市町村の役場の情報をチェックor電話で確認してみてくださいね。
■ マイナンバー■
これも住民票を抜いたあとは、個人番号が失効となります。
個人番号カード(通知カード)を役所に持参し失効手続きを行ったあとは、カードをご実家でなくさないよう大切に保管してください。
■ まとめ ■
必要書類:印鑑、本人確認書類(パスポート・年金手帳など)、健康保険証など ⇒ 事前に各役所に問い合わせて確認すること
任意ではあるものの、これから国際結婚・海外に移住(永住)するとなればやはり、海外転出届をだし住民票を抜き、年金・保険・住民税を止める&マイナンバー失効が一般的な傾向かなと思います。そして出国はかしこく年内に。
こんなところでしょうか。
細々とした手続きが多いですが、これを済ませばあとは出国!みなさんがスムーズに出国準備を完了できるよう応援していますね!
出国編はこちら☞ドキドキの入国審査!
初めまして。
ブログを読ませていただいて、フィアンセビザが取れました。ありがとうございました。
質問があるのですが、出国前に戸籍抄本だけもらえばいいでしょうか?戸籍謄本はいりますか?
よろしくお願い致します。
Kayさん、
はじめまして&コメントありがとうざいます。
フィアンセビザの取得おめでとうございます!お力のなれたようで嬉しいです♪
そして・・・返信がだいぶ遅れてしまって申し訳ありません。もう解決されましたよね(涙)?ちなみに、私は戸籍抄本のみアメリカに持参してきました。あくまで私個人の戸籍情報が必要なので、抄本だけで問題ありませんでしたよ。