【体験談】アメリカ フィアンセビザの取得①請願

これから2017年最新のアメリカフィアンセビザ(K-1ビザ)取得の流れを、自身の体験もまじえつつ、1つずつ紹介していきたいと思います。
そもそも「フィアンセビザ(K-1ビザ)って何よ?」って方はこちらまで。
私がフィアンセビザの取得にとりかかったのは2015年の11月。翌年2016年3月には無事ビザを取得し、5月初旬にはアメリカに入国完了。
「1年は覚悟しておいたほうがいいらしいよ!」
なんて周囲から(勝手に)脅されていたので、あまりのスムーズな展開に拍子抜け、腰まで抜かしました。
しかし、ビザ取得までの期間は人それぞれなので、無駄な抵抗はせず余裕をもって、できることからコツコツと、の精神でいきましょう!
< もくじ >
・請願にあたって必要な書類
・筆者体験談
・まとめ
■ 請願にあたって必要な書類 ■
フィアンセビザ取得の第一ステップは I-129Fという請願書を米国移民局(USCIS:United States Citizenship and Immigration Services)に提出するところから始まります。
請願書の意義としては、「ビザの申請をしてもいいよ」という許可をもらうということになります。
許可をもらってはじめて、今後の必要書類などの指示を受けることもできるので、本当の意味でのはじめの一歩、ですね。
【 I-129Fの他にも一緒に提出すべき書類 】
◎I-129F フォーム⇒二人の情報を記入。フォームは下記リンクより入手可。アップデートもあるので常に最新の正式フォームを入手してください。
https://www.uscis.gov/system/files_force/files/form/i-129f.pf
◎請願料$535⇒小切手やマネーオーダーにて支払い。その際の宛名は”U.S. Department of Homeland Security ”とし、省略名などは不可。
◎I-129Fカバーレター ⇒封筒の中にはこんな書類が入ってますよ、という送付状
◎直近2年のうち、直接会ったこと、付き合っていることが証明できるもの ⇒どのようにして二人は出逢ったのか、ということについて一方、あるいは双方によって述べられた文書、写真、skype/LINE/Facebook/E-mailなどの二人の会話履歴、または互いを訪れた際の飛行機のチケットやなど。滞在先のホテルや婚約指輪のレシートなどもあり。しかしこれらに限らず証明できるものであれば良し。
◎G-1145 (e-Notification of Application)※任意※⇒請願者のE-mailアドレスと電話番号を記入。これで後々USCISが書類を無事受け取ったというお知らせメール(アメリカ国内の者にはテキストも)が届くことになる。この書類はカバーレターを含む全書類の一番上にクリップでまとめること。
◎Intent to Marry Letter⇒配偶者(K-1非移民者)として入国後90日以内に、二人は確実に結婚しますよ、という意思表示の手紙。二人ともの署名が必要。
◎出生証明書(戸籍抄本/謄本)⇒米国籍者はbirth certificateの両面コピー
◎パスポートサイズ(※アメリカ規格)のカラー写真⇒背景は白/オフホワイトで光沢仕上げ、無修正、かつ請願より30日以内に撮られたものであること。裏に名前記入をお忘れなく。※サイズの詳細などはこちらを参照
◎パスポート全てのページのコピー(渡航記録もすべて必要なため)
————————-
上記赤字で示しているものは二人とも提出必須の書類ですのでご注意を。最新版ではG-325A(Biographical Information)の提出は必要なくなりました。う、うらやましい・・・・
その他留意点としましては、以下4点。
①※I-129Fフォーム記入の際、かならず署名をすること
②※郵送の前に必ず提出書類すべてのコピーをとっておくこと
③※トラブル防止のために郵送はUSPS(アメリカ合衆国郵便公社)追跡がおすすめ⇒FedEx/UPS/DHLの郵送先と違うのでここより確認してください。
④※記入を誤らないこと:USCISが誤りを発見すると書類が返送されますので時間をロスしないためにもダブルチェック!
請願書類一式に関しては、主にアメリカ国籍をもつ請願者が準備するパターンが多いかと思います。しかし、お互いの署名が必要だったりする場面もあるので、よく協力しあって準備をすすめて頂ければと思います。
■ 筆者体験談 ■
【I-129Fフォーム】
記入は旦那の担当でしたが、全部丁寧に手書き!(直接フォームにタイプも可)しかし、私の名前や住所欄は日本語で記入しなければならず。「Oh no〜! I need your help !」と旦那から助け舟の要請メールが届きました。
「I got you! (よしよし!ここは私に任せなさい!)」
と私は、紙に必要な情報を漢字ドリルの練習ばりに大きな字で手書きし、それを写真に撮って旦那に送信するという何とも古典的な手法を使いました。そして旦那はその写真をみながら写し書きするという・・・旦那からしたらまるで象形文字。この共同作業で絆が深まったのは言うまでもありません。
【戸籍抄本/謄本】
これは原本+英訳したものを一緒に送ります。抄本でも謄本でもどちらでも可ですが、私はもちろん、私個人の情報のみが記載された戸籍抄本で手抜き確定いたしました。英訳って聞いてげげっ!できるかな?って不安になる方もいらっしゃるかもしれませんが、いたってシンプルです。ので、不安にならないでくださいまし!
参考までに、私の英訳はこちらになります。
【ここ2年付き合っていることが証明できるもの】私が用意したのはこちら☟
1.お互いの家族と会った時の集合写真:真剣度アピール。裏に日付、一人一人の名前、場所などの詳細を書きました。「彼の家族と面会。タコスでお祝い(要らない情報)」なども。写真は10枚ほど厳選したものを封入しました。アルバムは返送されるらしいので凝らなくても大丈夫です。
2.お互いの国を行き来した際の航空券
3.旅先での宿泊先のホテルの領収書や、一緒に観た映画のチケット(日付入)
4.二人の馴れ初めが書かれた小っ恥ずかしい文書:各々用意。旦那の母親、私の姉にも根回し文書を作ってもらい、これでもかと気合い度アピール。
5.手紙:手紙は、消印でいつのものか証明できるのでいいですよね。あと、この時代に文通ってのも純愛アピールできるのでいいですね。内容は・・・どうであれ。
———————
はい・・・という感じで、受け取った相手の心情に訴えるような証明物ばかりを集めてみました。出し惜しみせず集めてみてください。備えあれば憂いなし!
■ まとめ ■
私もビザ関連の情報をネットで集める際、たまーに欲しい情報がみつからず、USCISのサイトに行くも英語ばかりで疲れてしまい、しまいには少しの休憩がお昼寝になってしまったこともあります。(てへ)
一見、面倒に感じる作業ばかりのようですが、
終わってみたらなんのその!です。
私自身、皆さんのお役に立てるよう精一杯がんばって情報提供していきますので、みなさんも気張っていきましょー!
次のステップはこちら⇒①NOA請願書の許可
Leecaさん 突然のメール、失礼します。私、川口繭子(Mayuko)と申します。
分り易い内容でチェック項目の役に立っています。ありがとうございます。 これから彼と作業を始めるのですが、以前他国に滞在していた際のPolice reportについて教えて頂けますか?
川口さん、
この度はご訪問いただき、どうも有難うございます。
少しでもここでの情報がみなさんのお役に立てれば、なによりです。こちらこそ有難うございます。
なるほど、警察証明についてですね。
まず、今住んでいる国&16才以降に“6ヶ月以上”住んでいた“すべて”の国からの警察証明が必要です。
個人的な体験をお話しますと、私の場合は約1年ほどカナダに留学していたことがあるので、日本の他にもカナダから警察証明を取得しました。
基本的に、居住地を管轄する警察当局で証明書を直接申請する必要があります。ですから、私はカナダの警察が指定するサービスを利用して取り寄せる形になりました。(※詳細はこちらの記事をご参照ください)
国によって警察証明を取得する方法なども異ってくると思いますので、その場合は各国警察当局のサイトなどで情報を確認してみてくださいね。
アメリカに6ヶ月以上滞在していた!って方はどうやら証明書は不要とのことです。それもそのはず、向こうは既に情報を照会できますもんね^^;
・・・・とこんな感じでございます。お役に立てれば幸いです♪