マックやコーヒーは序の口!結婚までも!? “ドライブスルー大国”アメリカ
みなさん、ドライブスルーと聞いてまず頭に浮かぶのは何ですか?
マックやスタバなんかが真っ先に浮かぶのではないでしょうか。
東京などの大きな都市に住んでいると、むしろドライブスルーを利用することさえ皆無だった私。
こちらアメリカに来て一番のカルチャーショックが、ドライブスルー(Drive thru)でした。
「これもドライブスルーしちゃうわけ!?」なんて、もはや車社会だからという理由だけでは理解不能なものまであります。
そこで、今回はみなさんに『アメリカのびっくりドライブスルー』を5つご紹介したいと思います。
①お金を引き出す/Drive-thru ATM
アメリカには、街角やコンビニにあるあのATMのドライブスルー版があるんです。
アメリカと云えばカード社会で有名ですが、私の主人も例に漏れず基本支払いはカード。でも現金が必要なときに、このドライブスルーATMを利用します。
初めてドライブスルーATMを目にしたときは、驚きと共に「なんて便利なんだ!」と感心せざるを得ませんでした。お金を下ろすのって、何気に手間だったりするのでナイスアイディアだと思います。
②インフルエンザの予防接種/Drive-thru flu shots
いやいやいやいや、そんな馬鹿な!って思いました?
アメリカでは普通にインフルエンザの予防接種をドライブスルーで受けられるんです。駐車場で待っていると係の人が順番に車にやって来て注射を打ってくれます。
義母が「インフルエンザ流行ってるみたいだから、ちょっとCVSで予防接種ドライブスルーしてくるわ。」ってさらっと言い放った時の衝撃ときたら・・・(※CVSはアメリカのドラッグストア)
何でも合理的なアメリカらしいシステム。
便利だけど、なんていうかその位病院行こうぜって思ってしまう私は時代遅れなのでしょうか。いやはや、アメリカに居ると物事に対する価値観が揺らいできます(ぐらぐらと)。
③ドライクリーニング/Drive-thru dry cleaning
クリーニングだってドライブスルーですってよ。
便利ですけど、個人的にはクリーニング屋のおばちゃんと話したりするのが楽しいなと思うので、なんていうか味気ない感じがします。
時間がなかったり、ただ用だけ済ませたい人にはぴったりだしとっても便利なサービスではあるんですが・・・・
何かを得ると何かを失うとはこういうことを言うのでしょうか。
④洗車/Drive-thru car wash
これは日本のガソリンスタンドでも採用されているので馴染み深いかと思いますが、アメリカではこれがスタンダード。ちゃちゃっと5分以内で済ませられるので便利で、私の主人もよく利用しています。
先に機械にお金を入れ(5ドル程)、あとはラインがあるのでそこに車をつけるだけ。シャンプーから乾燥まで、車中から洗車の様子を眺めるのはなかなか楽しいですよ。
日本では、ガソリンスタンドのスタッフの方が手で洗車してくれるサービスがありますね。アメリカにも洗車専門店があるようですが、一度車を降りて会計を済ませる必要があるということで、ドライブスルーにはカウントせず。
このドライブスルー洗車は、ガソリンスタンド併設型で時間がないときにさっと利用できるのがいいですね。
⑤葬儀 /Drive-thru funeral
まさか・・・こんな時代が来るとは・・・ものすごい違和感です。
まず、この動画をみてください。
葬儀屋にもよりますが、各人に当てられた時間は3分とか・・・・スルーする前にイメトレが必要なレベルです。
でも実は日本でも、ドライブスルー葬儀を採用している葬儀屋もあるんですって!すごい時代になりましたね。※参照はこちら
なんでもお年寄りの方や車椅子の方の中には、葬儀に参列する際人の手を借りることにためらいがあるという方も多いそう。それがドライブスルーであれば車から降りる必要もありません。まさに需要と供給の関係が成立しています。
また、現実的にそのような方達のお焼香にかかる時間が最低でも15分ということで、時間短縮も見込めるとのことです。
故人を偲ぶのにドライブスルーとは何事か!という意見も多いと思いますが、長寿大国の日本においてはもしかしたら重宝するサービスになり得るかもしれません。
上記の理由のみならず、たとえば「故人を見送りたいが故人の家族には会いたくない・・・」といった特殊なケースもあるでしょう。
私は「あ〜これも時代の流れか」と寂しくも納得せざるを得ない点で微妙な心境なのですが、葬儀屋もビジネス。ここは時代に則ったビジネス展開をしていかないと生き残れないのかもしれませんね。
★おまけ★ 結婚/Drive-thru wedding
葬儀のみならず、アメリカでは結婚も簡単にドライブスルーで済ませることができるんです。
カジノの街 “ラスベガス”は婚姻手続きが簡単な場所としても有名。
オープンカーに乗ったまま、神父の前で宣誓を行うという何ともぶっ飛んだ結婚式です。
個人的にはこういうのは大好きなので、「どうせならDrive-thru weddingにしておけば良かったな〜」と真剣に思ってしまう私なのでした。
■ まとめ ■
いかがでしたか?
さすがは車社会&合理社会アメリカ!
ここまで全てがドライブスルーで済んでしまうのは便利な反面、運動不足で余計肥満率あがるんじゃないかと思わざるを得ません。
私もアメリカに来てからというものの、ドライブスルーの便利さに甘んじています。もはや車から一歩も出ずに食事にありつける事に疑問さえ抱かなくなってきました。
が、やはりトータルで物事をみる癖をつけなければいけないなと痛感。
何事もバランスよく。
ドライブスルーも各々の日常に合わせてバランスよく活用していきたいものですね!
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